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世界のトップを走っている

松浦晋也の「宇宙開発を読む」テクノロジー

日本はLNGエンジン開発で
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ビガー・ヤン氏(ペンシルバニア州立大学・機械・原子力工学部教授)インタビュー

2008.11.18

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(聞き手:松浦 晋也)

ビガー・ヤン氏(ペンシルバニア州立大学・機械・原子力工学部教授)

 ペンシルバニア州立大学のビガー・ヤン教授は、炭化水素系燃料を使用するロケットエンジン研究の世界的な大家だ。現在日本が開発中のGXロケット第2段用のLNG(液化天然ガス)エンジンが、開発途中で異常燃焼のトラブルを出した際、解決策についてアドバイスを行ったこともある。今回、ヤン教授が来日したのを機会に、GX用LNGエンジンの現状を専門家としてどう評価するかインタビューした。
 ヤン教授は、日本のLNGエンジン開発を世界でもっとも進んでいると見る。その上で、実用化の先例がないLNG燃料に取り組み、自力で実機レベルの燃焼試験を成功させるまでにもってきたことを高く評価する。

炭化水素系推進剤の専門家として、現在日本がGXロケット向けに開発しているLNGエンジンをどのように評価しますか。

ヤン 以下、私の個人的な意見ですが、大変に素晴らしい仕事をしていると思います。メタンを主成分とするLNGは、ロケットエンジンの燃料として、まだ実用化した例はありません。日本がまだ世界で誰も使ったことのない推進剤に積極的に取り組み、推力10tfという実スケールで、連続燃焼時間275秒の実時間の燃焼試験に成功していることに、大変強い印象を受けました。

GXロケット第2段用LNGエンジンの燃焼試験(Photo by JAXA)
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