「自然と付き合う」のテーマをもう少し続けます。今回は、自然、特に、里山と付き合うときのポリシーについてです。
僕が里山の管理をしようと思い立ったとき、ではどのような森にするべきか、というか、どのような森が里山なのかと、本質に立ち返って見ることにしました。
そこで、里山に関する本を読み、実際の雑木林を見に行ったり、管理をしている人の話しに耳を傾けることにしました。そうすることで、「里山とはこういう森だ」ということをクリアにしたかったのです。
里山とは、人が管理しながら、なお自然らしさを残している森だということはわかるのですが、ではどの程度手を入れた状態がよい状態なのか。
・木はどのぐらいに育ったら伐採するのか。
・どんな樹種を植え、残し、どんな樹種は切ってしまうのか。
・同じ桜でも、ソメイヨシノのような園芸種はだめなのか、それとも使われることもあるのか。
・切るときは、すべて切ってしまう「皆伐」を行うのか、一部を切っていく「間伐」にするのか。
調べてみると、その姿を単純に決めることができないらしい、ということに気がつきました。
たとえばソメイヨシノが森にあるかどうかを知りたいと考え、関東近辺の山に桜が咲き始める4月初旬から中旬に、よく通る中央高速の周辺の山を観察してみました。すると、明らかにソメイヨシノと思われる花が、小高い山の中腹にぱらぱらと咲いていることがありました。
ソメイヨシノは挿し木で増やすクローンなので、同じような気候なら同じ時期に、似た色合いの花が咲くため、割合わかりやすいく、遠くからでも特定しやすいのです。人家に隣接するような場所なら、庭木の一部として植えたと言うことが考えられますが、明らかに山の中腹で今現在、人家があるわけではないので、誰かが山に入って植えたとしか考えられません。もしかしたら昔は炭焼き小屋や林業のための番屋があり、そのまわりにソメイヨシノを持ってきて植えたのかもしれません。
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