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百貨店に“落城”の危機が迫る(1/6ページ)

2008.10.29

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(桐原 涼=経営評論家)

業績失速!

 百貨店業界各社の業績が悪化している。J.フロントリテイリング、高島屋などの中間決算は、軒並み二桁減益となった。また百貨店業界全体の販売額は、今年の3月から7カ月連続で、前年実績を下回った。この9月の販売額は、前年比4.6%減と極めて厳しい状況になっている。

 百貨店を巡る経営環境は、月を追うごとに悪化しているようだ。景気の悪化、株安等の要因で、高級品の売れ行きが大幅に悪化したことが響いている。特に気になるのが、百貨店にとって最重要カテゴリーである婦人服の不振だ。過去の経験では、消費の不振で紳士服の売上が大幅に落ち込んでいるときでも、婦人服の売上の落ち込みは比較的軽微だった。ところが今は、婦人服の落ち込みが他のカテゴリーよりも大きい。消費マインドの著しい悪化と、消費者の百貨店離れの加速化が懸念されるのである。

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