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「大恐慌時代のルーズベルト」

田原総一朗の政財界「ここだけの話」ビジネス

田原総一朗:今、日米が求める人物像は
「大恐慌時代のルーズベルト」(4/7ページ)

2008.10.23

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 実はルーズベルトのニューディール政策も完全に成功したわけではない。誤解をされるかもしれないが、あえて言うと、こういう大不況が襲ったとき、ヒューマニズムとか人道主義とか、善悪をすべて考えないで言えば、戦争が一番効果的だ。

 現に歴史的には、必ずこういう不況下で戦争が起こっている。第二次世界大戦があったから、アメリカの景気はよくなった。ヒューマニズムとか善悪を抜きにして言えばの話だが、戦争というのは、いってみれば最も効率のいい大きな公共事業のようなものなのだ。

 まず、多くの国を巻き込める。それから戦争が始まると、飛行機や戦闘機や戦車などいろいろなものを生産する。ところが生産したものがどんどん壊れていく。だから在庫がまったくない状況だ。そういう意味では理想的とも言える。

 歴史の流れをを見ていくと、今まで世界はこういう大不況のときには、戦争というものを使って景気を回復させた。

 ところが現在は、ヒューマニズムとか善悪とかいう問題ではなくて、戦争ができない。なぜならアメリカが弱くなりすぎたからだ。それは、アメリカのイラクでの失敗を見ればわかると思う。

 だから、あらゆる公共事業を含めたルーズベルト型の政治家を求める。これがオバマ氏だ。

日本のルーズベルトは誰?

 では、いったい日本はどうか。

 日本も同じ現象が起きている。ひところは大人気だった小泉純一郎元首相と竹中平蔵大臣。今、彼らの評判がとても悪い。彼らについては、いろんな人がいろんなことを言う。細かい点についてはいろいろ間違っているが、大ざっぱに言えば、今日本人の多くは小泉・竹中のやり方を自由主義経済だと思っている。

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