トップ > 世界のユニークビジネス > おいしい卵を食す喜び
静かに広がるニワトリ飼育

世界のユニークビジネスビジネス

おいしい卵を食す喜び
静かに広がるニワトリ飼育(1/5ページ)

2008.10.22

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(岩澤 里美=ユナイテッドフューチャープレス)

 卵は買って食べるもの。そんな固定観念をくつがえすサービスが、オーストラリア・シドニーにある。鶏と小屋をセットにして販売するもので、自然志向の人々に徐々に広まっている。小屋が置ける庭さえあれば、誰でも自宅で鶏を飼うことができる。とびきりおいしい卵を産み、庭の雑草を食べてくれる鶏は、実はお得なのだ。

鶏はエコロジー

扱う鶏はイサ・ブラウン種。世界で最も年間産卵量が多い(写真提供=すべてRentachook)

 Rentachook社(従業員5人)は、飼育する鶏の販売事業を行う。

 どうして鶏なのか。同社はおすすめの理由として、以下を挙げている。

 第1に、フレッシュで今まで食べたことがないほどおいしい卵を、1羽の鶏が1週間に6個ほど産む。もちろん、卵は無料だ。また、環境的に持続可能な生き物でもある。生ゴミ、食べ残し(肉、パスタ、チーズ、カレーなど)をみな食べてくれる。庭の雑草も食べる。糞は庭の肥料になる。愛らしく、家族の一員としての愛着がわく。子どもたちも鶏が大好きだ。

8月1カ月で販売記録を2度更新

 同社が販売する基本セット内容は、鶏2羽と標準タイプの小屋、エサ場、水場、少量のエサ、ワラ。鶏の飼育が初めての人も、このセットだけで足りる。価格は360ドル(約3万2400円、送料別。1オーストラリアドル=90円で換算。以下同)。別売りだと鶏は1羽30ドル(2700円)、同小屋は340ドル(3万600円)。

 鶏はイサ・ブラウン種。年間産卵量が最も多い鶏として知られている。性格はおとなしく、人になつきやすいため、子どもやほかのペットとも相性がよい。販売時は生後1カ月半~5カ月半で、予防接種済みだ。寿命は5年~8年。最も産卵量が多いのは6カ月~4歳の間で、季節は秋・冬より春・夏だという。以降は徐々に産卵量が減る。中には、死ぬまで1日1個産み続ける鶏もいる。

 飼育上の注意点は犬。特に鶏を襲う習性をもつテリア類は注意が必要だ。エサを狙って来るねずみは、年に数回のねずみ捕りで大丈夫だという。

庭先でエサをついばむ鶏
[画像のクリックで拡大表示]
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 会員登録 ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー