トップ > JMAC アジア「食ビジネス」レポート > 第6回 「ハラル」をめぐる熱い動き ~アジアはイスラム市場への玄関口~

JMAC アジア「食ビジネス」レポートビジネス

第6回 「ハラル」をめぐる熱い動き ~アジアはイスラム市場への玄関口~(1/6ページ)

2013.12.25

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

台頭するムスリム食マーケット

 アジア各地で進出を加速しているカレーの「CoCo壱番屋」は、12月9日インドネシアのジャカルタに1号店を開いた。インドネシアは2億3000万人を超える世界4位の人口国だが、その80%以上をイスラム教徒が占める。「CoCo壱番屋」はイスラム教徒が多数を占める国への出店は初めてだという。宗教上、食べることが禁じられている豚肉を出さないほか、カレーソースなどの原料にも動物性の原料を一切使わないことにした。CoCo壱番屋はすでに中国・台湾・タイなどアジアに100店以上を展開しているが、今後はインドネシアの様子をみながら、イスラム教徒が多いマレーシアなどへの出店も検討していくという。

 イスラム教徒(「ムスリム」という)は世界で約19億人おり、これは世界人口の27%にあたる。世界では4人に1人以上がムスリムだし、今後さらにその増加が見込まれている。イスラム国での人口増に加え、欧米各国内のムスリムが急速に増えていることも要因である。イスラム教の教えに従った、ムスリムの食生活は独特であるが、その食のマーケットは巨大で30兆円とも50兆円とも言われている。

 イスラム教は、アフリカや中東のイメージが強いが、実は東南アジアにも2億人以上のムスリムがおり、日本企業や日本人がムスリムに注目する動機になっている。

 特にインドネシア、マレーシア、は、ムスリムが多い国家として知られており、その数はそれぞれ1億8000万人、1700万人余り。さらに、あまり知られていないがタイに600万人、フィリピンに500万人、ミャンマーに100万人、中国には2000万人のムスリムがいるとされている。

 アジアの食マーケットへ取り組む日本企業は、この、ムスリム食マーケットを次のターゲットと捉え、挑戦をはじめた。その玄関口が、インドネシアであり、マレーシアである。

インドネシアの日本食店 と 箸で日本食を食べる現地の人々
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連トピックス

    • 会員登録 ログイン
    • マイフォローとは?
    nikkei BPnet 会員サービス
    トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

    おすすめ情報【PR】

    締切間近のセミナー