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あなたは「長生きタイプ」?「早死にタイプ」?

2006年03月20日

 自分は「長生き」するタイプなのか、それとも「早死に」するタイプなのか? これが、非常に簡単な方法で分かるかもしれないというと、やってみたいと思う人は多いのではないでしょうか。



 それは、時計を見ないで「1分」を数えるという方法です。その時間を実際の1分と比較してみましょう。さて、あなたの予想した1分は、実際の1分よりも長かったでしょうか、それとも短かったでしょうか。



やってみよう:“1分”予測で分かるあなたの長生き度!? 時計を見ずに、1分を数えてみてください。ストップウォッチを使ったり、知人に見てもらうなどして、実際の1分と長さを比べてみましょう。



 予想した1分が、実際の1分よりも長かった人は「早死にタイプ」、実際の1分よりも短かった人は「長生きタイプ」だと考えられます。この結果は一見、逆のように思えるかもしれません。



 しかし、よく考えてみてください。実際の1分がたった時に、まだ45秒とか50秒くらいだと思っているということは、その人がまだ、45分とか50分くらいだと思っているときに、実際には1時間が過ぎてしまうことになります。結果的に、その人は時間に追われてしまうわけです。

 それにしても、本当に1分を予測する方法で、寿命も予測できるのだろうかと不思議に思う人がいるかもしれません。実は、東京女子医大東医療センター内科教授の大塚邦明氏らが、5年ほど前に北海道でこうした調査を行っているのです。



 75歳以上で、健診に来ることができた高齢者298人に1分を予測してもらい、75秒以上だった群、45秒以上75秒未満でほぼ1分だった群、45秒未満だった群の3群に分けて、5年間にわたり経過を追跡しました。その結果、予測した1分が実際の1分より長かった人の方が、明らかに死亡する人が多かったのです。また、心臓病や脳梗塞などの発症頻度も高いという傾向が見られました。



 さて、私たちは、朝になると目が覚め、夜になると眠ることを当然のように繰り返して毎日生活しています。これは「概日周期」と呼ばれており、地球の自転に合わせていると考えられています。昼と夜の計24時間のリズムで、体内のさまざまなホルモンなどの代謝も調節されています。



 人間の体に備わった、こうした生体リズムを整える能力を「体内時計」と呼びます。体内時計を調節する仕組みは、完全には解明されていません。しかし、体内時計はホルモンの分泌量を変えることなどによって、日ごろの生活の変化にも柔軟に対応しているようです(参考記事:なぜ目覚まし時計の直前に目が覚める?)。



 近年、研究が進み、体内時計には、ほぼ24時間で一回りする置時計型の体内時計と、数十分程度までの短時間の感覚を担う、砂時計型の体内時計と、2種類の体内時計があることが分かってきました。例えば、嫌なことを長く感じ、楽しいことは短く感じるのも、この砂時計型の体内時計の働きとされています(参考記事:嫌なことを長く感じるのは脳の中の「体内時計」のせい)。



 前述の調査は、高齢者を対象に行われたため、すべての年齢の人に当てはまるとは言えません。しかし、時間に追い立てられると寿命が短くなるという結果は、示唆に富んだ結果で、参考になりそうです。



(小又 理恵子=健康サイト編集)



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