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私たち日本人は本来何を食べるべきなのか

2006年02月20日


 先祖の食生活と、今食べるべき食について考えさせる本。



 「伝統的地中海食」は世界を代表する健康食とされる。この原型が残るギリシャのクレタ島には、2万5000年前から栽培が続いているブドウ畑があるそうだ。そして、基本的な食事は、カロリーの約60%を果物、葉野菜、ナッツ、根菜からとり、脂肪の約80%はオリーブオイルから得るというもの。これは、なんと4000年間、変わっていないという――。



 このようなクレタの伝統食を“再発見”したのは、米国人研究者たちだ。それも、今から60年近くも前。しかし、このような優れた研究がありながら、米国はファストフード文化に突進し、自国民だけでなく世界の人々を肥満させつつある。



 米国50番目の州、誰もが幸せな気分になるヘルシーなハワイ。ところが、主食のタロイモを手放した、ここの先住民の心臓病罹患率は米国平均の2倍、糖尿病は7倍だという。



 同じような悲惨な健康状態に追い込まれた、米国先住民(ナバホ族)と先祖伝来の食を食べる実験を行った著者は気がついた。



 伝統的な食事を見直せば、驚くほど健康が回復するだけでなく、プライドも回復することを!



 自分たちに最も合っている伝統的な食を手放したことで、今、地球上で30億〜40億人の人たちが栄養関連の病気に苦しんでいる――と著者。



 では、私たち日本人はどうか。女性の多くが便秘や冷え性を訴え、子供にまで糖尿病が広がる。食事に関与の深い大腸ガンの発症率はついに米国を超えた。



 「私たち日本人は本来何を食べるべきなのか」。この問いを一人ひとりが考えなければいけない時が来ている。私たちのプライドを取り戻すためにも。



書名:辛いもの好きにはわけがある
著者:ゲイリー・ポール・ナブハン
訳者:栗木 さつき
出版:ランダムハウス講談社
税込価格:¥1890(本体:¥1800)
サイズ:四六判/273ページ
ISBN:4-270-00108-9
発行年月:2005年11月



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