塗ってもしっかり浸透する最新コラーゲン (06/02/23)
コラーゲンは“美肌のもと”というイメージがあるが、肌に限らず、骨、関節、腱(けん)などの重要な構成要素となっている。このように体を支えるたんぱく質であるコラーゲンは、3000個ものアミノ酸が連結し、さらに3本の鎖が絡み合うような構造をしている。
コラーゲンは、そのままでは腸で吸収されないため、消化の過程では小さく分解される。そこで、コラーゲンをあらかじめ細かくほどいて、吸収率を高める試みが従来からなされてきた。そして、ついにアミノ酸が三つだけ連なった「トリペプチド」という、最小の基本単位に分解する技術が登場した。「トリ」とは「3」の意味だ。
ゼライス中央研究所所長の酒井康夫氏によれば、コラーゲンのアミノ酸の連結には特徴がある。それは、三つ目ごとに必ず“グリシン”というアミノ酸があることだ。この部分の連結を切る酵素でコラーゲンを細かくしていくと、最終的に、グリシン一つとほかのアミノ酸二つが連なったトリペプチドになるという。
これはコラーゲンの基本単位といえるもので、最も吸収されやすい形だ。さらに、「トリペプチドになれば、動物からとったコラーゲンも人のものと全く変わらないので、アレルギーの心配もない」と酒井氏は話す。
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コラーゲントリペプチドは吸収効率が高いので、サプリメントとして補えば、肌への効果は確かだとされる。さらに、そのサイズの小ささから、塗っても肌にしっかり浸透することが分かっているという。
従来の常識では、「コラーゲンそのものは肌に浸透しない」とされていた。何しろアミノ酸が約3000個も連なっているので、肌の角質を通り抜けることができないからだ。とはいえ、コラーゲン配合の化粧品はこれまでも人気があった。この理由は、肌表面を覆い、いわば“ラップ効果”によって保湿してくれることは期待できるからだ。

一方、「コラーゲントリペプチドは、細胞レベルの研究で、皮膚の真皮にある線維芽細胞のコラーゲン産生と保湿成分のヒアルロン酸の産生を増やすことが分かってきた。肌表面での保湿だけではなく、肌内面の保湿力をアップさせることが期待できる」と酒井氏は説明する。
実際に、トリペプチドタイプのコラーゲン配合化粧品を使用すると、4週間後には肌の弾力がアップしたというデータも出ている(図)。塗れば確実に肌に働きかけてくれるので、肌が大切という人にお勧めだ。のむタイプと併用するとさらにいいかも知れない。
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