20歳以上が約15%もいる「風しん」
はしかにかかる成人の増加が注目されていますが(参考記事:大人で増えている「はしか」にご用心)、ここ数年の患者の年齢層をみると、どうやら風しんでも成人の患者が増えているようです。
風しんは、風しんウイルスの感染が原因で起こる病気です。特に、妊婦が妊娠初期に風しんに感染すると、出生児に難聴や白内障、心臓病などがみられる「先天性風しん症候群」を起こすことがあるため、注意が必要です。
風しんの予防のため、現在、生後12〜90カ月の間にワクチン接種を受けることが定められています。しかし、ワクチン接種率は2〜3割から5割程度にとどまっているのが現状です。このため、風しんワクチンの接種率を上げることを目的に、今年4月には、麻しんと風しんの混合ワクチンが導入される予定になっています。
1990年代初めまで、風しんは5〜10年ごとに大流行を繰り返していましたが、90年代後半からは、1年間の患者数は約3万人程度にとどまるようになったと推計されています。また、以前は春から初夏にかけて流行していましたが、こうした季節的な変化も徐々に少なくなってきています。
風しんにかかると、発熱や発疹がみられ、耳の後ろや首、後頭部の周囲のリンパ節が腫れてきます。発疹は赤く小さい斑点状という特徴があります。発熱は3日間ほどで下がることが多いため、風しんは「三日はしか」とも呼ばれています。
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| 感染症発生動向調査で報告された2000〜2004年の患者数を、年ごとに年齢別に分けた結果。2000年には、1割弱だった20歳以上の患者数が、2004年には15%を超える程度まで増加しているのが分かります。ただし、これは小児科の医療機関のみからの報告をまとめたものです。このため、成人の患者がどのくらいいるのか、正確な数はまだよく分かっていません。 | ![]() |
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| 感染症発生動向調査で報告された1999年14週から2002年29週までの累積患者数を、年齢別に分けた結果。はしかの患者数は2歳以下の乳幼児が約半数を占めますが、10歳以上も多いことが分かります。さらに、20歳以上の成人にも少なからず患者が見られますが、この数は小児科の医療機関のみからの報告のため、実際の成人患者数は、もっと多いとみられています。 | ![]() |
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| 厚生労働省が6年おきに実施している歯科疾患実態調査の結果。調査対象者は計6903人(男2865人、女4038人)でした。虫歯がみられた割合を前回の調査結果と比較してみると、20歳未満では減少しているのに対し、40歳以上では逆に増加しているのが分かります。 | ![]() |
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