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健康注意報:立ち上がり早い今冬のインフルエンザ (06/02/02)

2006年01月30日

 インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって起こる流行性の感染症です。いわゆる普通の“風邪”と比べ、高熱や関節痛など、全身の症状が強いのが特徴です(参考記事:新型インフルエンザはなぜ怖い?)。わが国では毎年、11月ごろから翌年4月ごろまで、年齢性別を問わず、広く流行します。



 今冬は、インフルエンザにかかる人が、2005年11月初めから目立ち始めました。厚生労働省は、同年12月27日に、インフルエンザが流行期に入ったと発表、これは2004〜05年シーズンに比べ、約2カ月も早い流行の始まりでした。過去10年間と比べても、2番目に早い流行開始となっています。



 インフルエンザにかかった人数は、「感染症発生動向調査」によって把握されています。内科と小児科の医療機関、計約5000カ所から報告されるもので、1週間に1度、集計結果が発表されます。医療機関1施設当たりの患者数が1週間で1.0人を超えた場合、流行期に入ったと判断します。



 1月27日に発表された今年1月9日から15日までの患者数は13.88人と、その前週に比べてほぼ倍増しており、今後、本格的な流行期に突入すると予想されています。多いときには、1週間の患者数が1施設当たり50人を超えることもあるため、引き続き注意が必要です。



 また別に、全国の保育所、幼稚園、小学校、中学校などの休校数、学年・学級閉鎖施設数の状況を把握するための「インフルエンザ様疾患発生報告」があります。これは、(1)突然の発症、(2)38℃を超える発熱、(3)上気道炎症状、(4)全身倦怠感などの全身症状――の4つの基準をすべて満たすインフルエンザ様疾患の患者が対象となります。こちらも、1週間に1度集計されています。



図 インフルエンザ様疾患の患者数および欠席者数

 今年は、2004〜05年シーズンの同じ時期に比べ、患者数も欠席者数もおよそ6倍近くと、非常に多くなっています(図)。休校数も、昨シーズン同時期は11校だったのに対し50校、学年閉鎖学校数も同39校に対して329校、学級閉鎖学校数も同183校に対し892校と、いずれも多くなっています。



 厚生労働省は今冬のインフルエンザ対策として、「手洗い・うがいが基本です インフルエンザは予防から」という標語を掲げ、積極的な感染予防を行うよう呼びかけています。



 インフルエンザは、インフルエンザにかかっている人の咳やくしゃみなどによって、空中に漂っているウイルスを吸い込むことで感染します。このため、できるだけ人混みや繁華街への外出を避け、外出から帰ったら手洗い・うがいを行うことが大切です(参考記事:風邪予防には、うがい薬より“水うがい”!?)。マスクの利用も効果的です。



 なお、空気が乾燥していると、細菌やウイルスを防ぐのどの機能が低下します。室内では加湿器を使用するなどして、適切な湿度を保つよう心がけましょう。



(小又 理恵子=健康サイト編集)



〔参考サイト〕
厚生労働省「今冬のインフルエンザ総合対策について」のページ
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1.html
国立感染症研究所感染症情報センター「インフルエンザ」のページ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html



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