ここがカイロを貼るツボ! (06/01/19)
今年の冬は寒い。厳しい寒さで体調を崩し、風邪を引いたという人も多いはず。こうした季節に恋しくなるのが、振るだけで温かくなる「使い捨てカイロ」。毎日、コートのポケットにしのばせて通勤している人もいるのではないだろうか。
使い捨てカイロは、鉄の酸化(さび)に伴う熱を利用したもの。その歴史は古く、誕生は1978年にさかのぼる。その後、貼るタイプや、靴やスリッパの形に合わせたものなど、さまざまな種類が登場、日本カイロ工業会によれば、現在は何と約150種類もが市販されているという。
ただ、使い捨てカイロを指先を温める目的だけで使うのはもったいない。寒さで滞った血液の流れを改善したり、背筋がゾクゾクする寒けを解消する、効果的な利用法を紹介しよう。
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その方法は、自分のツボを探し当て、その場所にカイロを貼るというもの。ツボは押すだけでも効果があるが、温めるのも効果的だからだ。
ツボの位置についてはさまざまな本に載っているが、人によってその位置は微妙に違うと言われている。本などに掲載されている場所はあくまでも目安と覚えておこう。

ツボは文字通り、皮膚の表面がややへこんだ“壺”状をしている。このため、目安となる場所の周囲を指先でなぞり、へこんでいる感触がある場所を探そう。その部分を押したときに、痛みと気持ちよさを同時に感じれば、その場所がツボだ。
寒い季節にお勧めのツボとしてはまず「天柱」が挙げられる(図参照)。後頭部の髪の生え際の中央部から両側に縦に走る太い筋肉がある。そのすぐ外側にあるくぼんだ場所が天柱だ。血行をよくし、頭痛や肩こりを改善する。
同様の効果が期待できる後頭部のツボとして、「風府」と「風池」がある。風府は、後頭部の中央部、生え際から親指の長さ分ほど上の位置に、風池は、風府から親指の長さ分ほど、外側に下がった位置にある。
東洋医学の考え方では、寒けをもたらし、かぜの原因となる「邪気」は、まず風池や風府に集まるとされている。ハンカチなどで包んだ使い捨てカイロを当てて、しっかりこのツボを温めておき、早めの風邪対策を心がけよう。
「大椎」にも、血行改善効果がある。大椎は、頭を前に倒して首の後ろを触ったときに、出っ張っている骨が目安になる。そのすぐ下のくぼんだ部分が大椎だ。風邪の悪化を食い止める効果があるとされている。
下腹部の冷えや腰痛に効果がある「腎兪(じんゆ)」も、冬に温めておきたいツボだ。高さは、腕を両脇に付けたときのひじの高さが目安。背骨の中心から指2本分外側にある。
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カイロを貼る際に注意したいのは、低温やけどだ。低温やけどは、体温より高い温度のものを長時間肌に当てていると起こる。赤っぽい斑点や水ぶくれなどが特徴で、見た目はさほど重症にみえなくても、皮膚の深い層まで傷ついてしまうことがある。
このため、カイロを直接肌に貼ったり、貼った部分を押さえつけたり、長時間1カ所に貼りっぱなしにする、といったことはできるだけ避けるようにしたい。例えば、寝ている間に使ったり、カイロの上からガードルやサポーターなどをするのはやめよう。衣服に貼った場合には、ときどき位置をずらすようにしよう。
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