このページの本文へ
ここから本文です

通勤中の車内でも発想の練習はできる

2005年12月08日

 発想法というのは、連想ゲームのように関連のある物を次々に考えていく方法もあれば、単なる思いつきで新しいことを考え出すこともあります。



 「思いつく」というのは、いい加減な思考のように思われますが、過去の記憶が様々にリンクして一つの考えになった結果です。それだけに、思いつくまでが非常に難しい作業です。いいアイデアを思いつくには、常に発想する練習が必要になります。



 まず目の前にあることから、発想する練習をしてみましょう。例えば冬になると、黒っぽい服が増えます。そこから何を発想していくでしょうか?「寒くなれば、コートなどの冬物が売れるだろう」ではまったく当たり前のことで、新しい着目ではありません。



 黒をもっと考えてみましょう。光を吸収して黒は暖かくなるということで使うのでしょうが、この黒い色はいったいだれが作っているのだろうか、と考えてみるのです。黒の染色をしている会社はもうかるのでないか、あるいは染色に使う黒は何からできているのか――など、「黒い」という共通語で、発想を膨らますのです。



訓示:発想法の練習には、まず日常の何気ないシーンから共通性を発見してみるべし。



 このように黒を取り上げたきっかけは、何気なく歩いていく人たちの後ろ姿から発想したものです。つまり日常のなにげないシーンからでも、いろいろな可能性を発見できるはずです。目の前にビジネスチャンスがありながら、なにも気が付かない、それが日常というものなのです。



 ありふれた日常の中から、新しい何かを感じたり、発見することは、非常に大変なことです。鋭い観察力も必要ですし、面白いと感じる心もなければいけません。黒という色で目の前のことをくくってみましたが、そういった「共通性」を発見するのは、発想法のまず第一歩でしょう。



 通勤中でもそれならできるはずです。電車の中でみな立っている――、それに共通することは何か?そんな発想練習をしてみるのです。



 自分の記憶を「ワーキングメモリー」という、前頭葉にある一時記憶の場所に取り出すとき、キーワードが必要になります。リンゴなら、赤、丸い、食べ物というような言葉に共通するものとして、リンゴという言葉が取り出されるのです。



 その使い方を目の前のことにも応用してみましょう。共通の2、3の言葉で、目の前のことをくくってみましょう。それによって日常の中から新しい発想が生まれてくるはずです。そんな訓練を歩きながら、あるいは電車の中で繰り返していくことで、ユニークなアイデアが出てきます。



 チャンスは目の前にあるのです。





記事トップにもどる







■「nikkeibp.jp健康」12月15日号:その他の最新記事
・“ほろ酔い”でいられるお酒の量は?
・「翌朝に残らない」酒宴のコツ
・血糖値や尿酸値を上げにくい「ウイスキー」
・二日酔い対策に「ウコン」のサプリ
・酒を控えるよう言われても、守れない人50%!?
・本のカルテ:新鮮なトウモロコシは生の方がおいしい--『はじめてみよう ローフード生活』(斉木 豊・関戸 美穂子=著、柏書房、1400円+税)

ここから下は、関連記事一覧などです。画面先頭に戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る