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酒を控えるよう言われても、守れない人50%!?

2005年12月08日

 日本におけるお酒の消費量は、1997年の時点で約6兆円と推計されています。このうち、会社による法人需要は90年代初頭のバブル崩壊後、減少傾向にありますが、個人需要は伸び続けています。



 需要拡大の要因として、女性の飲酒人口の増加も見逃せません。国税庁の1968年と1987年の調査で男女別の飲酒人口を比較すると、女性の飲酒人口は20年間で、いずれの年齢層でも2倍以上に増加しています(参考記事:酒の効用はあくまで“適量”の範囲)。



 また、品目別に酒類の消費動向をみてみると、ビールや日本酒、ウイスキーの消費がさほど増えていないのに対し、焼酎やワインの増加が目につきます。



増え続ける飲酒者と大量飲酒者



国税庁と総理府(現・内閣府)が1968年と1987年に実施した「酒類に関する世論調査」のデータを基に、がん研究振興財団が2001年に行った推計。「大量飲酒者」は、1日平均150mL以上のアルコールを飲む者と定義し、推計は世界保健機関(WHO)の計算方式を用いて行っています。その結果、飲酒者数も大量飲酒者数も40年近くの間、約2.5倍にまで増え続けていることが分かります。図1 日本の飲酒者数の推移



医師の指導通り飲酒を控えた・やめた人は半分



一般病院6施設の内科・外科・整形外科・産婦人科の1988年12月から1990年10月までの入院患者1945人を対象にしたアンケート調査の結果。男性の56.6%、女性の9.9%が「少なくとも1日1回」または「ほとんど毎日」飲酒すると答えました。入院患者という背景もあってか、「これまで医師から飲酒を止めたり控えるよう言われたことがある」人の割合は、男性では39.2%、女性では5.8%に上りました。しかし、その中で「その通りにした」と答えた人は、男性で48.6%、女性でも50.0%にとどまりました。酒の飲み過ぎについての知識は多くの人が持っているものの、飲酒量を控えることは難しいようです。図2 医師から飲酒を止めたり控えるよう言われたことがある人とその通りにした人の割合



ウイスキーや焼酎は尿酸値を上げにくい



健康な男性ボランティア13人に、ビール、ウイスキー、焼酎をアルコール濃度4.5%で1リットルずつ飲んでもらい、血清尿酸値の変化を調べた研究。ビールを飲むと約15%近く高くなる尿酸値が、ウイスキーや焼酎といった蒸留酒を飲んだ際には変化がありませんでした。蒸留酒は尿酸代謝への影響が少ないと考えられます。図3 ビール、ウイスキー、焼酎飲用時の血清尿酸値の変化



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