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「翌朝に残らない」酒宴のコツ

2005年12月08日

 職場や友人との忘年会、クリスマス・パーティなど酒宴が続くこの時期、翌日に「飲み過ぎた」と後悔する人も少なくないだろう。でも、実は飲み方にもちょっとしたコツがある。そのコツを身に付けていれば、翌日の気分もぐっと変わるはず。胃腸・肝臓がフル回転するこの季節、賢い飲み方を知って、気持ちよく新年を迎えよう。



ポイントその1:飲む前のチョコ1粒が胃を守る



 年末の忙しい時期、あわただしく仕事をこなして宴会場に直行、着くなりビールをいっき飲み――というパターンの人も多いだろう。でも、いきなりアルコールを飲んでは、空腹の胃にダメージを与えてしまう。胃の粘膜に直接アルコール分を吸収させるのは、避けたい。



 胃を守る方法としてお勧めなのは、アルコールを飲む前に、胃の粘膜に「膜をはる」効果が期待できる乳製品や脂肪分を含む食べ物を少しでも胃に入れておくこと。例えば、牛乳やチーズなどだ。とはいっても、お酒を飲む前に牛乳などを口にするのは、抵抗がある人もいるかも知れない。



 この場合、「1粒のチョコレートでもいい。それだけでも、胃の表面に膜をはって、アルコールが直接、胃に悪影響を与えるのを防ぐことができる」と二葉栄養専門学校教授の小川万紀子氏は話す。



 このほか、ウコンや胃腸薬など、市販のサプリメントや薬を飲酒前にとるのも、胃や肝臓の機能を補助する効果が期待できるようだ(参考記事:二日酔い対策に「ウコン」のサプリ)。



ポイントその2:酒のお供は“鍋もの”で、最後に“炭水化物”



肝臓の働きを助ける主な食材

 では、宴席になった場合、「肝臓の機能を助ける」つまみは何だろうか。



 一般的に「しじみ」などの海産物やレバーが良いとされている。ほかにも、肝臓のアルコール解毒機能を助けるとされる食材は別表のとおりだが、食べ方によって、それも変わってくる。



 いちばんのお勧めは「鍋」だ。小川氏によると、鍋は、肉や魚ばかりではなく、いわゆる「副菜」に位置づけられる野菜類をバランス良く取ることができる格好の食材である。



 「とかくお酒がすすむと肉や魚のおつまみに偏りがち。野菜が自然に食べられる鍋は、食事としても最もバランスが良い」(小川氏)という。中でも、カキや魚介類を多く入れた鍋が良い。スープは、大豆を成分とした味噌味や豆乳鍋がおすすめだ(参考記事:冬太り予防の“鍋”はスープが決め手)。



 鍋は冬の宴会料理の定番だが、食べ方にも工夫がほしい。というのも、先ほどの指摘にもあるように、「特に男性は肉類や魚類ばかり食べて、野菜類を残しがち」(小川氏)だからだ。



 しかも、“シメ”のおじや(ご飯)やうどんなどの炭水化物を食べなかったりすると、結果的に2次会や帰宅後に空腹感を覚え、お茶漬けやラーメンなどに手を出して、余分なカロリーを取ってしまうという。「限られた宴会の時間の中で、お酒と食事をすませてしまうのが理想的」と小川氏は話す。



ポイントその3:二日酔いには胃腸に優しい朝食を



 それでも結果的に、二日酔いになってしまったら――。



 まったく胃が食べ物を受けつけない状態であれば話は別だが、少しは食べられるようならば、消化のいいものを口に入れよう。例を挙げれば、野菜や卵のスープ、雑炊などだ。しかし、「何も食べたくない」という状況もあり得る。その際は、胃を刺激するカフェインを含む飲料(コーヒー、紅茶、緑茶など)を避け、胃腸に優しい飲料を温めて飲むことだ。例えば、ホットミルク、番茶、ほうじ茶などがいい。



 ちょっと食欲があれば、お粥やパンを浸した温かい牛乳、または食べやすいお味噌汁だけでも口にすれば、回復も早いだろう。



 最後に、言うまでもないが、やはり酒宴の翌日を快適に迎えるには、「自分の適量を知りながら飲むこと」(小川氏)が最も大切だ(参考記事:“ほろ酔い”でいられるお酒の量は?)。賢く飲んで、晴れやかな朝を迎えよう。



(井関 清経=健康サイト編集)



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