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風邪予防には、うがい薬より“水うがい”!?

2005年11月24日

 冬場は空気が乾燥しやすく、のどを痛めがちです。また、寒い外の気温と、窓を閉め切って暖房のきいた室内との温度差で体調を崩すなど、風邪やインフルエンザにもかかりやすくなります。



 インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因で起こる気道感染症ですが、いわゆる風邪も多くの場合、ウイルスの感染が原因といわれています。寒い季節は苦手という人も多いでしょうが、多くのウイルスにとっては、温度が低く、湿度も低い冬は、生存に最適の環境です。



 最近、うがいが風邪の予防に効果的だということを確認した実験結果が発表されました。外出先から帰宅したときは、うがい、手洗いを欠かさないことも、やはり風邪の予防には大切といえるでしょう。



水うがいで4割も風邪が予防できる!



日本で387人の健康なボランティア(18〜65歳)に行われた研究結果。2002〜2003年の冬季に、対象者を(1)1日に少なくとも3回水でうがいをする群、(2)1日に少なくとも3回ポビドンヨード(うがい薬)でうがいをする群、(3)普段と同じケアのみで、特にうがいをしない群――の3群に分けて、連続60日間で上気道炎にかかったかどうかを調べました。30日間に100人当たり何人が上気道炎にかかったかをみると、水うがいによって上気道炎の発生率は36%も抑えられました。一方、うがい薬によるうがいでは、上気道炎の発生率は11%の減少にとどまりました。この理由についてはよく分かっていませんが、口腔内を清潔に保つ働きを持つ常在菌が、うがい薬によって影響を受けるためではないかとみられています。図1 うがいの有無による上気道炎の発生数



インフルエンザ脳症にステロイドパルス療法



2005年11月、厚生労働省は日本初のインフルエンザ脳症ガイドラインを発表しました。インフルエンザ脳症は、インフルエンザウイルスの感染後、主に5歳以下の乳幼児に発症し、2〜3割の患者が死亡するという非常に予後の悪い病気です。全く後遺症なく治るケースは半数程度にすぎません。これまで確立された有効な治療法はありませんでしたが、同ガイドラインでは、2シーズンの治療成績を検討した結果、メチルプレドニゾロンを用いたステロイドパルス療法が有効だったとして、この治療法を推奨しています。実際、脳症発症から1〜2日目にステロイドパルス療法を行った症例で、予後が比較的良好という結果が得られています。図2 2002〜2004年のステロイドパルス療法開始日による転帰



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