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日経BPとレイ、フリーマガジンおよび2次元コード事業の新会社設立

2005年9月28日

日経BP社(本社:東京都千代田区)とイベント企画のレイが設立した合弁会社、ポノポノコミュニケーションズ(本社:東京都港区)が10月1日、本格的に業務を開始する。同社は、「プリントメディア・リノベーション(活字媒体の再活性化)」というコンセプトの下、2次元コードを使うことで差異化したフリーマガジンの事業と、2次元コードの活用支援事業を進める。2007年2月期の売上高、8億円を目指す。


フリーマガジン事業では、フリーマガジン「花日和プチ」を発行する。2次元コードを使って、読者をWebサイトに誘引する点が特徴。Webサイトへのアクセス状況を収集・分析し提供することで、広告媒体としての価値を高める考え。


同誌は、一般的な編集記事、通販ページ、広告で構成する。いずれにも、2次元コードを添付する。読者は、印刷された2次元コードをカメラ付き携帯電話で撮影して読み込み、Webサイトにアクセスする。2次元コードには、WebサイトにアクセスするためのURL情報が格納されている。2次元コードには、レイが開発した「プチコード」を利用する。


例えば、自動車の広告に付いている2次元コードを読み込んで、自動車メーカーのWebサイトにアクセスする、といった使い方ができる。アクセス件数が多ければ、広告媒体として高い価値を持つことになる。


情報感度の高い大人の女性をターゲット


花日和プチは、すべて手渡しで配布する。全部数を手渡しするフリーマガジンは、花日和プチが全国で初めて。多くのフリーマガジンは、不特定多数の読者が、棚から自ら入手する仕組みを採っている。


配布するターゲットは20代以上の女性。全国の書店および首都圏のJTBにおいて、本を購入した顧客、もしくは旅行の相談をした顧客に対象を絞って手渡す。情報に対して対価を払う姿勢のある層を選択して配ることで、広告媒体としての価値を高める。花日和プチの発行部数は当初、20万部。10月4日に第1号を発行する。


ポノポノコミュニケーションズは、同誌の通販ページで紹介する商品やサービスを、自社のWebサイトで販売する。商品は、メーカーから読者に直接配送する。配送は、ポノポノコミュニケーションズが契約する運送業者が一元的に取り扱う。運送業務を一元化するeコマースサイトはまれ。通常は、メーカーが個別に運送業者を手配する。


配送にかかるメーカーの手間を削減することで、通販ページに商品を掲載する企業の拡大を図る。ポノポノコミュニケーションズは原則的に在庫を持つ必要がないので、コストを抑えられるメリットがある。


詳細なアクセス履歴分析情報を提供


2次元コードの活用支援は、プチコードを利用して、顧客企業のキャンペーンなどをサポートするもの。例えば、プチコードを印刷した広告を複数の新聞に掲載し、商品を説明するWebサイトに読者を誘導する。ポノポノコミュニケーションズは、プチコードを使ったWebサイトへのアクセス履歴を収集・分析する自社開発の機能を利用し、「例えば、2005年9月のアクセス数は○万件。そのうち□□新聞読者によるアクセスが30%、といった統計情報を提供する。顧客企業は、キャンペーンの詳細な効果測定が容易にできるようになる」(ポノポノコミュニケーションズの森田隆介取締役)。


一般的な2次元コードでは、「□□新聞の読者からのアクセス」といったアクセスルートを分析するのに手間がかかる。2次元コードの活用支援サービスは、既に大手女性週刊誌が利用しているという。


「プリントメディア・リノベーション」は、プチコードを利用することで、紙媒体の価値を高めようという試み。自社で花日和プチを展開することでその効果を示し、それをテコに、2次元コード活用支援事業の顧客を開拓する。

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