日本初の原著作物の管理信託、第1号は冲方丁の新作
ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)は9月28日、原著作物の管理信託を開始した。第1号となるのは、作家・冲方丁(うぶかた・とう)氏の新作「マルドゥック・ヴェロシティ」(早川書房より出版予定)。JDC信託は今後、同作品の映画化、アニメ化、商品化等の二次的な展開や資金調達面を支援する。
同社によると、これまで原作をもとに制作した映画やアニメなどの著作物を信託する事例はあったが、原作者自身が原著作物を信託するのは、「日本で初めて」(同社)。同社は、二次的利用の見込まれる原著作物を信託設定し、許諾の窓口を一元化することで、「コンテンツのマルチ・ユース展開に機動力が生まれ、ビジネス・チャンスの拡大が期待できる」と説明する。
同社は、冲方氏のエージェントであるティー・オーエンタテインメント(TOE)と信託設定に関して合意しており、今後もTOEと協力して原著作物の管理信託を進める予定。第2号案として、大石圭氏の「One Minute」(「日経キャラクターズ!」で連載中)が候補にあがっている。
なお同社は、信託報酬として信託財産総額の数パーセントを収益として見込んでいるという。
同社では、「引き続き作家や漫画家など、多方面のクリエイタに対して管理信託を働きかけ、それぞれの作品を順次、信託設定していく」としている。
■問い合わせ先
・ジャパン・デジタル・コンテンツ信託 企画部 電話:03-3434-5651
■関連情報
・ジャパン・デジタル・コンテンツ信託のWebサイト http://www.jdc.jp
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