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60%の女性が職場で「歯磨き」の習慣

2005年08月05日

 健康意識の高まりに伴って、自分の歯と体の健康状態の関連性について、意識し始めるビジネスパーソンも多くなりました。また、歯の健康維持のほかにも、エチケットとしての「ブレスケア」にも関心が高まりつつあります。



 そこで「nikkeibp.jp健康」では、5月下旬から6月下旬にかけて、ビジネスパーソンが歯とお口のケアについてどのような関心を持ち、自身の健康維持にどう活用されているのかを伺う「歯とお口のケアに関するアンケート」を実施しました。今号では、その集計結果(その2)を公開します。



意外にも「チューインガム」派が多いお口のケア



 ビジネスパーソンを対象に「仕事先でのお口のケアで行っているもの」を尋ねたところ、意外にも「チューインガム」(38.6%)が「歯を磨く」(35.8%)を抑えてトップでした。歯磨きの効果があるガムが以前よりも多く市販されるようになり、またノンシュガーのガムで口臭を抑えたりする習慣のある人が多いことを表しているのでしょう。



 この「仕事先でのお口のケア」について、1日あたりの歯磨きの回数によってクロス集計をしてみたところ、「3回以上歯を磨く」人の9割以上(90.1%)が職場で歯を磨いているのに対して、「1回(朝だけ)」の人は半数近く(43.8%)の人が「何もしていない」と回答しています。「歯の健康」への関心度の違いを如実に表しているといえますね。



 また男女による比較では、職場で歯磨きをする女性は60.6%いるのに対して、男性はおよそ半分の31.5%でした。その他のお口のケア、特に口臭予防に関しても、女性の方が積極的にガムやタブレット類、液体歯磨きなどを使ってケアに取り組んでいるようです。



図 以下に挙げる方法のうち、仕事先でのお口のケアで行なっているものはありますか。(いくつでも)



「虫歯」より「歯周病」に高い関心



 次に、「歯とお口のケアで気になることはありますか?」と問いかけたところ、最も気になることは「歯周病」(59.6%)でした。歯周病は一般的に、成人の80%が罹患するといわれており、また日本人が歯を失う原因の第1位でもあります。高齢になって1本でも歯を残しておきたい……、と望んでいる人が多いということの表れなのでしょう。歯磨き剤や歯ブラシのテレビCMなどで、盛んに「歯周病予防に」といったキャッチコピーが繰り返されていることも、少なからず影響しているのかもしれません(関連記事:“自己流”歯磨きは歯周病のもと)。



 一方で、歯周病と並んで歯科の2大疾患といわれている「虫歯」を気にしている人が39.4%と低いのは、やや意外ですね。「耐えられない痛みが出るまで歯科に来ない」と嘆く歯科医師が多いと聞きますが、そのような現象を象徴しているのでしょうか? また奥歯の初期の虫歯の場合、本人が気付いていないことも多いようなので、この低い数値となったのかも知れません。



 2位は「口臭」。これは、回答者の多くがエチケットに敏感なことを表していますね。口臭は口内そのものに起因することのほか、胃腸などの内臓疾患や呼吸器系疾患などの全身疾患によるものもあるようです。単に歯や口のケアだけにとどまらず、「口臭外来」などを受診することも重要のようです(関連記事:気になる口のにおいは“口臭外来”で検査)。



図 最近、歯とお口のケアに関連して気になることはありますか。(いくつでも)



高齢者ほど知っている「歯周病と全身の健康の関係」



 歯周病に罹患すると、糖尿病、心臓血管病、低体重児出産・早産などの全身疾患も関わってくると言われています(関連記事:「中高年男性はご用心、歯と脳梗塞の意外な関係」)。そこで、「歯周病と全身の健康に関係があることを知っていますか?」と聞きました。すると、全体で67.3%の人が「知っていた」と答えています。



 この「歯周病と全身の健康の関係」について、1日あたりの歯磨きの回数別に見ると、「知っていた」と答えた人の割合は、「1回(朝だけ)」の人(59.1)と比べて「3回以上」の人(73.7%)の方が多い結果となりました。また男女比でも、男性(66.2%)よりも女性(73.7%)の方が認知度が高い結果となりました。加えて、年齢別で見た場合、高齢になればなるほど「知っていた」と回答した人の比率が高くなりました。



図 あなたは、歯周病と全身の健康に関係があるということを知っていましたか。(一つだけ)



(井関 清経=健康サイト編集)



[参考]
サンスターのWebサイト:「歯周病と全身疾患」
http://www.sunstar.com/3.0_health/3.1_health_index.html



■「歯とお口のケアに関するアンケート」調査概要
調査期間:2005年5月26日(木曜日)〜6月29日(水曜日)
回収件数:1312件
調査告知方法:nikkeibp.jpトップページのバナー、nikkeibp.jpメール朝夕刊、nikkeibp.jp健康サイト、nikkeibp.jp健康メール
性別:男性:84.8%、女性:14.8%、無回答:0.4%
年齢:29歳以下:6.6%、30代:29.3%、40代:33.3%、50代:17.2%、60歳以上:13.3%、無回答:0.2%(平均年齢:44.9歳)
調査主体:日経BP社・健康サイト編集、日経BPコンサルティング調査第一部



 「歯とお口のケアに関するアンケート」にご回答いただいた皆さま、ご協力ありがとうございました。今後も、読者の皆さまにアンケートをお願いする予定です。ご協力をよろしくお願いいたします。



(健康サイト編集部)



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