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汗をかくほどミネラルも喪失

2005年07月19日

 汗の成分は99%以上が水ですが、ほかにナトリウム(食塩)、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル分や、アンモニア、尿素、乳酸なども含んでいます。しかし、食塩以外はごくわずかな量ですので、汗は薄い食塩水と考えてもいいでしょう。



 人が1日に排出する水分の中で最も量が多いのは尿で、1〜2リットルを出していますが、実は何もしないでいても、1日に0.5リットルくらいの汗もかいています。さらに、軽く汗をかくような運動をした場合には1リットルの汗が、また真夏に激しいスポーツをすれば、10リットルの汗を流すこともあるそうです。



 1リットルの汗に食塩が1%含まれるとすれば、食塩の量は10グラムにもなります。例えば日本人男性に必要な食塩の摂取量は、1日に10グラム未満とされています(参考記事:“11種”の栄養素が生活習慣病予防のカギ)。このことからみても、運動などをして汗をかいたら、水分だけでなく、塩分を補給する必要があるというわけです(「熱中症予防には“麦茶と梅干”がお勧め」参照)。



汗の量に応じて塩分の喪失量も増加



米国で6人の男性(年齢は21〜29歳)を対象に行われた研究。血液中から汗腺に分泌されるナトリウムの量は、発汗量と直線的な相関関係にあります。しかし、いったん汗腺に分泌されたナトリウムの一部は血液中に再吸収されるため、実際に体外へ排出される量は分泌量より少なくなります。とはいっても、再吸収されるナトリウム量には限りがあるため、図中の点線以降、ナトリウムの排出量と発汗量も直線状の相関関係になっています。図1 発汗量と塩分量の関係



熱中症は7月と8月に集中



2002年から2004年の間の熱中症の発生件数を月別にみると、7月と8月が際立って多いことが分かります。ただ、ほかの月で全く発生しないわけではありません。真夏でなくても、条件次第で熱中症は起こりうるのです。図2 月別にみた熱中症の発生状況



午後2時から5時は熱中症に要注意



図3 時間帯別の熱中症の発生状況2002年から2004年の間の熱中症の発生件数を時間帯別にみると、午後2時から午後5時までの発生が多いことが分かります。気温の上昇のほか、午前中から作業や運動をしていて、疲れがピークに達していることなどが影響していると考えられます。



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