ヒット中の「ブログ」、ISPに重い負担、収益化も見えず
デザインをテンプレート化し、更新作業が容易な簡易ホームページ作成サービス「ブログ」の勢いが止まらない。「livedoorブログ」「gooブログ」「エキサイトブログ」「はてなダイアリー」など、開設数は軒並み10万件という大台を突破している。
表向き、各社は久々にヒットしたコンテンツに歓喜している。今後注力するコンテンツとしてブログを柱の一つに掲げる事業者も多い。ただ、内情は複雑だ。アクセス増加に伴うサーバー増強の負担が拡大しているためだ。「1秒間に20件もの更新がある。つい先日もサーバーを大幅に増強したばかり」(NTTレゾナント・パーソナル事業部の村井説人チーフプロデューサー)。
ブログがヒットしたのは、更新が簡単なうえ、お互いの記事にリンクを張り合う「トラックバック」という仕組みが斬新だったためだ。その分、「極めてサーバーに負荷がかかる構造」(イーナチュラルの齋藤伸也代表取締役)になっている。
「ココログ」を提供するニフティは、サービスを開始した2003年12月、アクセスが集中してサービスが停止、2004年4月にも記事更新ができない状態に陥るなど、身をもってブログの“怖さ”を知る事業者の一つだ。そのため、現在ではサーバーの増強に加え、ネットワーク計測ツールを導入し、負荷状態を常に監視する体制を整えている。
こうした負担の増大は加速する一方で、収益化の方向性は見えない。現在ブログサービスは原則無料で、別途サービス内容を拡充した有料コースを設けている事業者がほとんどだが、この課金モデルの成果は芳しくない。「どの事業者も有料コースの利用率は1割に満たないはず」(ニフティのソーシャルシステム部の中泉隆部長)という現状だ。
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