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40歳でも“老眼”は始まっている

2005年01月18日



 “老眼”――耳にしたくない言葉ですね。働き盛りのビジネスマンの方は、「まだ自分とは無関係」と考える方も多いと思いますが、実際には、40歳頃から既に始まっている症状なのです。ここでは、誰もがいずれ経験しなければならない“老眼”について詳しく述べたいと思います。




どうして起こるの?




 人間の目は、「毛様体」という部分の筋肉が収縮し、水晶体を膨らませることでピント合わせ(調節)を行っています。若い頃は、遠くも近くもピントを合わせる力(調節力)が十分にあるのですが、年齢とともに水晶体の弾力性が低下することで、この力が弱まっていくのです。




 具体的に近くの物を見るときには、水晶体を膨らまそうとするのですが、水晶体の弾性が失われると十分に膨らませることができません。このように年齢とともに調節力が低下することで、近くにピントが合わなくなる現象が“老眼”なのです。




どのような症状がある?




 なんとなく近くがかすむ、本や新聞の字がぼやける、物を少し離すと見やすくなる、眼鏡をかけていると疲れやすい――といった症状があります。




近視の人は老眼になりにくい?




 よく聞かれることなのですが、答えは“ノー”です。近視の人は、近くのものにピントが合っているために、老眼を自覚しにくいというだけなのです。近視の人でも遠くを見る眼鏡をかけている状態では、同じように近くが見えにくくなります。




 逆に、遠視のように若い頃遠くの方がよく見えていた人は、早い時期から老眼を自覚することが多いと言えます。




対処方法は?




 個人のライフスタイルに合った適切な眼鏡を使用することが、とても大切です。何をよく見えるようにしたいのかは、仕事内容や趣味によって異なりますので、十分に眼科医に相談した上で作成されると良いでしょう。その際、作成後の不具合も少なからずありますので、アフターサービスがきちんとしたところをお勧めします。




 “老眼鏡”と言うと何となくイメージが悪く、「まだそんな年齢じゃない」と考える方も多いと思いますが、ひどい場合は頭痛や肩こりなど全身症状の原因となることもあります。




 実際に眼科を訪れる人は50歳以降の方が多いのですが、裏を返せば、それだけ不自由を感じても我慢されている方が多いということになります。無理して老眼鏡を拒み続けることは、決して問題の解決になりません。




 適切な眼鏡を使用することで、不快な老眼の症状を改善することが可能なのです。眼鏡を使いたくないという方には、老眼用コンタクトレンズも市販されています。また、老眼鏡を早期に使用したからといって、老眼の進行が早まることはありません。あなたも自分の年齢に応じた快適なビジュアルライフを実現されてはいかがでしょうか?





イラストレーション/川崎のりこ(PLUM GRAFIX










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