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インターネットで顧客をつかむ 第9回 〜 キーワード優先順位付け、もう1つの指標

2005年1月17日

第7回のコラム(本文はこちら)で紹介した「最適化すべきキーワードの優先順位付け手順」は、おかげさまでたくさんの反響をいただいたのですが、キーワード選びにはもう1つ有用な指標がありますので、ここで解説しておきます。



KEI(Keyword Effectiveness Index:キーワード有効指数)



KEI というのは、1stSearchRankingの Sumantra Roy 氏が提唱している、キーワードの有効性を需要と供給の関係から計算する指標です。



理論的な背景などは、1stSearchRanking の Which keywords should you optimize your site for?と、検索数調査サイト WordTracker の Analysis Helpに詳しいので、興味のある方はぜひご覧いただきたいのですが、かいつまんで言うと、



 あるキーワードが一定期間に検索される回数を「需要」=P

 あるキーワードが検索サイトで検索されたとき、ヒットするページの数を「供給」=C



として、



KEI=P×P÷C×1000



を求め、複数のキーワードのそれを比較することで、優先度を決めようというものです。



例えば、2つのキーワードの「供給」がどちらも10000で、キーワードAの「需要」が10、キーワードBの「需要」が11の場合、



 AのKEI=10×10÷10000×1000=10.0

 BのKEI=11×11÷10000×1000=12.1



となってBの方が優先度が高いのですが、もしキーワードBの「供給」が13,000であれば、

BのKEI=11×11÷13000×1000=9.3



となって、ライバルが多いと思われるBより、Aの方が費用対効果が高い、つまり優先度が高いと判断するわけです。

そして日本では、「需要」を Overture キーワードアドバイスツールの月間検索数(予測値)で、「供給」を Google の検索件数、または Yahoo! の「ページとの一致」数で計算することが多いようです。



また、EC studio が無料で提供している「キーワードアドバイスツールプラス」を使えば、これらを一括して計算することもできます。式の最後の「×1,000」は省略しているようですが、相対比較ですから影響ありません。



KEI と「クリック数(予測値)」に基づく優先順位の実際



それではここで、KEI による優先順位と、第7回でご紹介した「クリック数(予測値)」に基づく優先順位を見比べてみましょう。



キーワードは、次の4つです。実際には、これに加えて地域名や駅名を入れるのですが、複雑になるのでここでは省略します。


--------------

賃貸 事務所

事務所 賃貸

賃貸 オフィス

オフィス 賃貸

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まず KEI ですが、「キーワードアドバイスツールプラス」を使うと次のようになりました(実行日時によって値は変化します)。




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賃貸 事務所  : GoogleKEI= 8.9 : Yahoo!KEI=15.8 : 2位

事務所 賃貸  : GoogleKEI= 1.4 : Yahoo!KEI= 2.5 : 4位

賃貸 オフィス : GoogleKEI=45.9 : Yahoo!KEI=69.0 : 1位

オフィス 賃貸 : GoogleKEI= 1.8 : Yahoo!KEI= 2.6 : 3位

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それから「クリック数(予測値)」に基づく優先順位は、次のようになりました(実行日時によって値は変化します)。



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賃貸 事務所  : 検索実績(前月) =2703 : クリック数=782 : 1位

事務所 賃貸  : 検索実績(前月) =1066 : クリック数=295 : 3位

賃貸 オフィス : 検索実績(前月) =3685 : クリック数=605 : 2位

オフィス 賃貸 : 検索実績(前月) = 743 : クリック数=211 : 4位

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これにより、ライバルのことを考慮に入れて費用対効果を考えるなら「賃貸」プラス「オフィス」というキーワードが最優先、ライバルの多さにかかわらずなんとしても上位を狙うのなら「賃貸」プラス「事務所」というキーワードが最優先であることがわかっていただけると思います。(山田 雅彦=有限会社サーブ代表)



◎「インターネットで顧客をつかむ」の過去記事一覧はこちら


■山田雅彦(やまだ・まさひこ)

有限会社サーブ代表。IT&インターネット活用のコンサルティングサービスを提供。口コミ情報サイト「買物じょうず」やオンラインショップ代行の実務(企画・構築・運営)を通して得られたノウハウを元に、EC向けのコンサルティングも行う。雑誌などへの執筆多数。著書に『儲かるネット副業 成功への5ステップ』(ソシム)、『バカ売れオンラインショップの作り方』(翔泳社)、『中小企業のためのeビジネスサイト立ち上げガイド』(すばる舎)。2004年12月9日頃、4作目の書籍『最新版 これがバカ売れネットショップだ!』(翔泳社)が書店に並ぶ予定。

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