小田急が新型ロマンスカー、展望席にドーム型天井を採用
小田急電鉄は2004年11月29日、新宿と箱根を結ぶ新型の特急用電車、ロマンスカー「50000形」(愛称「VSE(Vault Super Express)」)を発表した。2005年3月より営業運転を開始する。現在のロマンスカーにはない展望席を復活させ、ドーム型の天井を採用するなど、居住性と眺望性の向上を図った。

50000形では前モデルの「30000形」では採用しなかった連接台車を復活させた。これは、一つの台車枠で2両の車両が固定されているため、連結器で車両をつなぐのに比べて加減速時の前後動が少なくなる。また、曲線通過時に車側部がレールの外側にふくらまない。曲線通過時には曲線外側の空気バネを上げ、車体を最大で2°傾斜させる車体傾斜装置を採用。これによって遠心力を打ち消せるため、曲線通過時の速度を保つことができる。連接台車と車体傾斜制御の組み合わせは世界初だという。さらに、操舵台車の機構を採り入れた。車輪がレール外側にかける力を減少させることができる。
車体にはアルミニウムの引き抜き材を使用。これにより車体重量は全体(10両、約146m)で前モデルの270tと比べて10t軽くなった。マイカ塗装と相まって、輝きのある車体に仕上がったという。(松田 千穂)
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