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「狭い場所にも搭載可能」、東海大が挟み角8.5度のV4エンジン

2004年11月27日

東海大学の林義正教授は8.5°という狭い挟み角を持つV型4気筒エンジンを開発した。極めて短いエンジンを実現し、縦置きにしても前後に場所を取らない車両の実用化を目指す。



クランク軸が短いとねじり振動が出にくい。このためクランク軸を細くでき、しかもねじり動吸振機を省略できる。試作機は排気量2Lで長さ430mm、直列4気筒の540〜620mmに比べて短い。質量は本体だけで89kg、出力は自動車仕様で110kW/6200rpm、発電、ヒートポンプ仕様で48kW/3000rpmの設計。産学協同の相手方であるワイ・ジー・ケー(本社山形市)は2005年に中国で製造する予定であることを明らかにしている。



常識通り、左右のシリンダの軸線が交わる場所にクランクピンを置けば、挟み角がこれだけ狭いと上下に極めて長いエンジンになる。新エンジンはクランクピンをオフセットさせてヘッド側に近づけ、クランク中心から上の高さを430mmに抑えた。またピストンピンもオフセットさせ、ピストンが斜め下から突き上げられることによるピストン回転方向の動きを抑えた。オフセットというタブーを破ったことによって実現したエンジンといえる。(浜田基彦)


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