Blu-ray DiscとCDの一体化ディスクが登場
ソニーはISOM'04においてBlu-ray Disc媒体とCD媒体を一体化した「BD/CD Dual Format Disc」を発表した。Blu-ray Disc媒体の使い方を広げるために提案したもの。Blu-ray Disc媒体とCD媒体の構造がよく似ていることを利用した。通常のCD媒体を光の入射方向から見た場合、厚さ1.1mmのディスク基板、記録層、反射層、保護層と続く。一方でBlu-ray Disc媒体は、厚さが0.1mmと薄いカバー層、記録層、反射層、厚さ1.1mmのディスク基板の順である。つまり、後者は前者をひっくり返したような構造を採る。
今回ソニーは2種類の構造を提案した。(1)Blu-ray Discとは別の面にレーザ光を当ててCDを記録再生する構造。通常のBlu-ray Disc媒体の記録層の背面に、CDの記録層を作ったような構造だ。Blu-ray Disc媒体の裏面、すなわちディスク基板側から赤外レーザ光を入射してCDの情報を記録再生する。(2)CDとBlu-ray Discを同じ面から記録再生できる構造。ディスク基板の手前にBlu-ray Discの記録層、ディスク基板の奥にCDの記録層を形成する。
(1)の利点は、CD、Blu-ray Discともに再生専用媒体や書き換え可能な媒体、追記型媒体などさまざまな媒体に応用しやすいこと。片面2層Blu-ray Disc媒体とCDを組み合わせることも可能という。(2)の構造とは異なり、CD媒体を記録再生するレーザ光の光路上にBlu-ray Discの記録面が存在しないためである。(2)はディスクを裏返す手間を省けることや、光入射面の逆の面をラベル面に使えることが利点である。(新井 将之)
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