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寝ている間に疲れを取る低反発枕 (04/07/22)

2004年07月21日


 「いくら寝てもだるい」という人は、枕に問題があるのかもしれない。人気を集めている低反発枕は、寝ている間に緊張を緩めて疲れを取る。ストレスが強い現代人の強い味方だ。




 朝から晩までストレスずくめの現代社会。「いくら寝ても疲れが取れない」「朝起きたときに体が重い」という人も多いはず。そんな人にお勧めしたいのが、低反発枕だ。




 テレビCMで、枕に手を押しつけると、しばらく手の形が残るシーンを見たことがあるだろう。枕の素材に、圧力をかけるとゆっくり沈み、ゆっくりと戻る性質のウレタン樹脂を使っている。




 「頭と枕とが密着するので、圧力が分散される。そのため睡眠中、特定の筋肉だけに力がかからず、寝ている間に緊張がほぐれてリラクセーション効果が高い」と語るのは、昭和大学藤が丘リハビリテーション病院の山口光國・理学療法士。




 実際、低反発枕に替えて肩こりが和らいだり熟睡できたという人は多い。枕を替えた直後は違和感を覚える人もいるが、1週間ほど使い続ければ慣れてきて、手放せなくなるケースが多いという。




 枕の高さは、起きているときの背骨や首の骨の形をそのまま維持できるものがいいといわれるが、この点でも低反発枕が有効だと山口さんはいう。「実は、最適な枕の高さは、肩や腕の緊張度によって日ごとに変わる。低反発枕はその日のちょうどいい高さに、自然に調節される」(山口さん)。




 低反発枕が向いているのは、主にストレスなど精神的な疲労が強い人。一方、激しいスポーツや肉体労働で体が疲れている場合は、寝返りがストレッチになって筋肉疲労の回復を早めるので、寝返りの打ちやすい硬い枕のほうが適しているという。




 低反発枕は通気性にやや難があるので、こまめにカバーを洗って、中のウレタン樹脂を陰干しすること。このとき、直射日光と水洗いは厳禁だ。きちんと手入れをすれば数年はもつ。ストレスで安眠できないと感じている人は、試してみよう。




(二村 高史=フリーライター、日経ヘルス













低反発枕を選ぶポイントは重さと素材の感触

 低反発枕の素材はもともとNASA(米航空宇宙局)が開発したもので、ロケット打ち上げの際に宇宙飛行士にかかる重力を和らげるのが目的だった。現在では介護用のマットレスなどにも広く利用されている。

 メーカーによれば、製品の価格差はウレタン樹脂の密度と成分の差によるという。安価な製品には、発泡スチロールのような感触で、うまく頭にフィットしないものがある。いい製品は樹脂の密度が高く、持ったときに重みがある。店頭で手に取って確認してみよう。










良い例いい低反発枕は頭がすっぼり包まれるので、圧力が分散される。
悪い例体と枕の間の空間があると、圧力が偏って肩こりやだるさの原因になる。



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