バナジウム水が血液をサラサラにして糖尿病を防ぐ (04/07/22)
バナジウムという成分を多く含むミネラルウオーターがインスリンの効き目を改善させ糖尿病を防ぐことがわかった。血糖値が高めの人に朗報だ。
バナジウムは一部のミネラルウオーターに含まれる微量ミネラルだ。この成分を含むミネラルウオーター(バナジウム水)を飲むと、糖尿病が予防できる。こんな研究成果が発表され、話題になっている。
研究を行ったのは、中村学園大学のグループ。健康な若い女性20人に、動物性の脂肪が多い食事(高飽和脂肪酸食)を8日間食べてもらった。高飽和脂肪酸は血糖値や血中インスリン値を増やし、血液をドロドロにして糖尿病を招く“悪玉”の脂肪として知られている。
一緒にバナジウム水を飲むと、バナジウムを含まない水を飲む場合に比べ、血中インスリン値が4分の3に抑えられた。バナジウムがインスリンの感度を高め、血液をサラサラに保ったと考えられる。摂取したバナジウムの量は、1日あたりわずか80μg(0.08mg)だ。
実はこのバナジウム、糖尿病を改善する効果は従来から注目されており、糖尿病を治療する薬としても期待されている。ただし治療効果が確認できた投与量は、1日あたり数十mg。これに対し、予防であれば、この数百分の1の量で効果を期待できる可能性があるというわけだ。
一方、血糖値が高めの人を対象とした東京医科大学薬理学の渡辺泰雄助教授らの研究でも、バナジウムを1リットルあたり約65μg含む飲料水を飲んでいると、2カ月ほどで血糖値が下がって安定してくることが示されている。
このレベルならば、コンビニやスーパーで市販されているミネラルウオーターの一部にも、バナジウムを含む商品がある。バナジウムが多い地層を通った水でなければいけないのだが、バナジウムを含む代表的な商品としては、アサヒ飲料の「富士山のバナジウム天然水」、大塚製薬の「クリスタルガイザー」、ローソンの「富士山の天然水」などがある。

ボトルに表示されたバナジウム含有量を確認して商品を選ぼう。コンビニやスーパーでは、1リットルあたり100〜200円で売られている。ドラッグストアの店頭やネット通販では、「バナジウム水」として、この数倍の価格の商品が売られているが、バナジウム量が同程度なら期待できる効果に差はない。
なお、食事からバナジウムをとるには、貝や海藻がお勧め(表)。日本人は1日あたり数十μgのバナジウムを摂取してきたが、最近は減り気味といわれている。

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