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冷めたスープを最短12秒で温める「瞬間加熱ウォーマー」

2003年10月24日
 「スープを長時間保温すると煮詰まる」「味噌汁の廃棄ロスがもったいない」――。こんな悩みを解決してくれるのが、直本工業(大阪市)が販売する「スープウォーマー」(27×48×65cm)だ。

 スープや味噌汁は冷蔵庫などにストックしておき、オーダーが入った分だけ「スープウォーマー」で温める。あらかじめ提供用の器に一人前ずつ分けておけば、よりスムーズだ(但し、器の直径は9.5cmまで)。所定の位置にセットして調理ボタンを押すと、自動的にノズルが下がって器の中に入り、先端に空いた4つの穴から高温高圧蒸気を噴出。160CCの冷蔵スープの場合、最短12秒で80℃まで温める。これで煮詰まりも廃棄ロスもなくなる。

 器の材質は選ばないので、紙コップでもOK。出来上がりの温度や蒸気の噴出時間は自由に設定できる。また、誰でも簡単に均一の味を作り出せるのも魅力。ここに注目して、ジュース類をセルフサービスで提供する店が導入した例もある。セルフコーナーにこのウォーマーを置き、お客自身が好みでホットジュースやホットチョコレートを飲めるようにしている。

 実は、直本工業は業務用アイロンから発祥した会社で、スチーム(蒸気)技術はお手の物。得意の技術を他分野にも生かせないかと考えていたところ、このスープウォーマーをひらめいた。蒸気の水分量や温度を何度も工夫し、短時間で加熱しても美味しく仕上がるようにしたという。

 ノズルの洗浄機能も付いている。本体右側にある洗浄器具をノズルの下に移動し、器具内から噴射する湯と蒸気でノズルを洗う仕組み。価格は36万円。料理を温めた後、一回ごとに自動的に洗浄する全自動タイプは39万5000円。個人店、チェーン店を問わず、様々な業態の店から引き合いがあるという。(日経レストラン10月号「厨房機器ニューフェイス」より)
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