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住基ネットが本格稼動、一時アクセス集中

2003年8月25日
 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が本格稼動した2003年8月25日朝、全国の住基ネットをまとめている“全国サーバー”へのアクセス集中が原因で、一部の市町村では住基ネットを利用しにくい現象が起きた。

●都道府県内の利用であれば負荷は無いはず

 住基ネットの本格稼動により、現住所と異なる市町村の役所からでも、住民票の写しを取得することなどが可能になり、利便性の向上が期待されている。
 住基ネットのネットワーク構成は、全国サーバーを頂点として、都道府県ごとにサーバーが配置されており、その傘下に各市町村のサーバーが配置されている。現住所と異なる都道府県の役所から、住民表の写しを入手しようとすると、いったん全国サーバーを介する必要がでてくる。ただし、同じ都道府県内にある役所から住民票を入手しようとした場合であれば、市町村サーバーから都道府県サーバーにつながって目的の市町村サーバーに接続することになるため、全国サーバーにつながることはなく全国サーバーへの負荷はかからない仕組みになっている。

●住所の指定があいまいだと全国サーバーに接続する

 このような仕組みになっていながら、今回の住基ネットの“全国サーバーへのアクセス集中”は、都道府県を越えたアクセスが多かった訳ではないようだ。住基ネットは、「個人名」と「生年月日」、もしくは「個人名」のみで(住所を入力しなくても)本人の検索ができるように柔軟につくられている。その結果、住所を入れないで本人を検索すると、「むやみに全国サーバーにつながってしまい、想定以上の負荷がかかってしまう」(総務省住基ネット担当者)。
 今回のアクセス集中は、役所からの利用で、個人の「住所」を入力しなかったことが引き金になって生じたようだ。

●午前の1時間で事態は収集

 全国の市町村の役場からアクセスの集中でつながりにくくなったのは午前9時から10時頃。全国サーバーへのアクセス集中を受けて、総務省は都道府県の担当者に「個人名や生年月日に加えて、住所もできるかぎり指定してください」との旨の連絡を入れた。同日午後には全国サーバーへのアクセス集中は収まり、安定して稼動しているようだ。(小川 計介)
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