世界最速/最大のスパコンが本稼働
2002年3月8日
ピーク時演算性能が40テラFLOPSという現行機比10倍の世界最速“超”スーパーコンピュータが日本で稼働する。
宇宙開発事業団、日本原子力研究所および海洋科学技術センターは2002年3月8日、3者が共同で開発を進めていた超巨大スーパーコンピュータ・システム「地球シミュレータ」の本格運用を3月11日に開始すると発表した。既に設置場所の海洋科学技術センター横浜研究所で試験運用を開始しており、「全球大気モデル」の演算で5テラFLOPSの実効性能が得られていることも同時に明らかにした。
「地球シミュレータ」は、計算機内に「仮想的な地球」を作り、全地球レベルでの大気循環予測や、温暖化予測、地殻変動、地震発生などの予測/解明のための大規模計算を実行するために開発された、単一システムとしては世界最大のベクトル型スーパーコンピュータ。NECのベクトル型スーパーコン「SX-5」をベースに開発した。
1プロセサあたり8GFLOPSのベクトル・プロセサを8台搭載する計算ノード640台を高速ネットワークで接続したシステム。同時に動作するプロセサ数は5120台。ディスクなども含めた設置面積は3250平方メートル(50×65m)。演算性能だけでなく、システム規模も世界最大級となる。
同システムを受注したNECは、1997年末の基本設計以来、約4年がかりでシステムを開発し、本稼働にこぎつけた。(田中 一実)
■関連情報
・地球シミュレータのWebサイト
http://www.es.jamstec.go.jp/
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