1日の食事回数が多いほどコレステロール値は低い--英研究
2001年12月6日
この研究は、イングランド東部のノーフォーク州に住む45〜75歳の男女2万5000人を対象にした、癌や慢性疾患と食生活の関係を調べる大規模研究「European ProspectiveInvestigation into Cancer」(EPIC-Norfolk)の一環として行われたもの。食事回数と血中脂質濃度の関連性を明らかにするため、1日に食べた食事(軽食や菓子を含む)の回数やその内容、飲酒(アルコール換算で1日10g以上)の有無、喫煙の有無、日常運動量など160項目にわたるアンケートを実施、身体測定や血圧測定、血液検査を行った。
アンケート項目の記入漏れなどがあった人を除くと、解析対象者は1万4666人となった。男性(6890人)の平均年齢は57.8歳、女性(7776人)の平均年齢は56.4歳で、解析対象者全体の平均総コレステロール値は約6.1mmol/l(約235.9mg/dl)。1日の食事回数で「1〜2回」「3回」「4回」「5回」「6回以上」の五つのグループに分けたところ、各グループの人数は男女共におよそ0.5割、3割、3割強、2割、1割を占めた。
研究グループが、1日の食事回数と総コレステロール値や低密度リポ蛋白(LDL)コレステロール値との相関を調べたところ、食事回数が増えるほど、男女共に総コレステロール値などが低くなることが判明。1日に6回以上食べる人では、1〜2回しか食べない人よりも、総コレステロール値が平均で0.25mmol/l(約9.7mg/dl)低くなることがわかった。
ただし、総コレステロール値は年齢や肥満度、喫煙の有無、運動量、飲酒の有無、摂取エネルギーに左右される。そこで、これらの因子で補正を行ったところ、食事回数による総コレステロール値の差は0.15mmol/l(約5.8mg/dl)にまで減少したが、依然として有意な相関がみられた。
一方、食事内容から算出した脂肪、蛋白、炭水化物の摂取量は、食事回数が多いほど増加。1日の摂取エネルギーも食事回数に伴って増え、食事回数が1〜2回の人では8225kJ(約1963kcal)であるのに対し、6回以上食事を取る人では1万639kJ(約2539kcal)となった。飲酒や喫煙は食事回数が1〜2回の人で顕著に多かったが、その影響を考慮しなければ、食事回数が多い人に「摂取カロリーが高いがコレステロール値は低い」傾向があることがわかった。
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