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一番乗りのお目当てはXPにあらず--渋谷

2001年11月16日
 若者の街・渋谷。「日本一早く、Windows XPをお求めになれます!」---。午後11時、家路に急ぐ人でごったがえすハチ公前で、ビックカメラの店員が拡声器片手にWindows XPの深夜販売の実施を告げていた(写真左)

 ビックカメラは渋谷に「渋谷東口店」と「渋谷ハチ公口店」の2店舗を構える。午後11時の時点で、どちらの店舗も約30人が並んでいた。通り過ぎるカップルも、「この行列はなに?」「Windowsの新しいのが出るんだよ」と口にするなど、一般の人のWindows XPに対する注目度もまずまず。

 午前11時55分からカウントダウン・イベントが始まり、ついに午前0時。Windows XPの発売だ。しかし、レジで一番最初に売れたのは、スキャナー機能付きプリンター「CC-700」(セイコーエプソン)。7万9800円のところが、特価で1万9800円と激安。このプリンターを購入した、港区に住む女性は「新聞の広告でプリンターの特売を知り、買いに来ました」といい、足早にタクシーに乗り込んだ(写真右)

 2番目に並んでいた男子学生も、液晶ディスプレイ付きのデスクトップ・パソコン「Aptiva E 2255-3JR」(日本IBM)を9万9800円で手に入れ満足顔。このパソコンはWindows Meをプリインストールしているが、「お金がかかるのでWindows XPは買いません」とのこと。

 ある会社員は、やはり特売品のデジタルカメラを目当てに来たという。「Windows 95のときは“お祭り”を楽しみに深夜販売に足を運んだ。しかし、今回のXPは通信販売で注文済み」と意外と覚めた反応だ。

 当然であるが、Windows XPの購入を目的に来店した人も多数いた。ある会社員は、「98年に購入したパソコンのWindows 98が不安定になっていたので、安定性の高いWindows XPが発売したのは丁度よいタイミング」とXPに期待を寄せる。「安定性」を求めるユーザーとっては、Windows XPはやはり魅力的なようだ。

 渋谷東口店では、店員の「最後尾はこちらです」という声が街頭に響き続けていたが、歩道の列は約40分ほどで消え、閉店の午前1時でちょうど最後の客が購入を済ませた。

 ちなみに、「半分弱の客がWindows XPは買わず、特売品のみ手にして帰った」(ビックカメラ店員)という。(生崎 文彦)

●日経PC21は2002年1月号(11月24日発売)で、「検証!ウィンドウズXPは“買い”か?」を特集します。Windows XPを導入するメリット・デメリットを検証して、あなたにとって本当にXPが必要かを解説します。

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