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DRAM価格:メーカーの供給調整でスポット価格が上昇

2001年11月14日
 128MビットDRAMの大口向け価格は、11月2日までの30日間移動平均が欧州でも1.5米ドルを下回り、世界全体で1米ドル台前半になった。ただし、11月7日からスポット価格は上昇に転じている。ロンドン、ヒューストン、シンガポールに拠点を持つICIS-LOR社の世界DRAM価格調査による。

 大口向け128MビットDRAM(PC133、16M×8ビット品)の2001年11月2日(金)までの30日間(2001年10月4日〜11月2日)移動平均価格は、北米が1.36米ドル、欧州は1.47米ドル、アジアは1.34米ドルになった。前週(10月26日までの30日間移動平均)と比べると、北米は−2.29%、欧州は−3.00%、アジアは−3.26%となった。メモリー・モジュールの価格は、128MバイトDIMM(PC133)の北米スポット価格が前週比7.04%下落して9.17米ドル、欧州は同5.03%下落して10.93米ドル、アジアは同5.80%下落して9.23米ドルとなった。
 
 スポット価格が上がった主な理由は、米Micron Technology社が生産を絞ったこと。年末に向けて128Mビット品の生産を約30%下げた。同社はこれまでフル稼働を続けており、在庫が増え続けていた。一方で、256Mビット品は予定通り生産を増やしている。

 128Mビット品は、韓国サムスン電子も生産量を下げている。128Mビット品から256Mビット品へ生産をシフトする計画だったが、128Mビット品の減産が先行し、256Mビット品の生産は増やしていない。結果として全体の生産量は下がっている。

 スポット価格上昇の理由は需要の回復ではなく、あくまでも供給側の調整である。スポット価格の上昇は長くは続かないと見る意見が多い。

表●大口向けDRAMの2001年11月2日までの30日間移動平均価格(ICIS-LOR社調べ)

品種

地域

30日間移動
平均価格(米ドル)

前週比(注)

128Mビット品
(PC133,16M×8)

北米

1.36

−2.29%

欧州

1.47

−3.00%

アジア

1.34

−3.26%

注)前週比は2001年9月27日〜10月26日の30日間移動平均価格との比。
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