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FOMA、最高384kbpsは体感できず料金は高い

2001年6月15日
 NTTドコモの次世代携帯電話サービス「FOMA」の試験サービスが5月30日から始まっている。

 FOMAの魅力は、現在の携帯電話による通信速度(9600bps)の約40倍にあたる、最大384kbps(下り)という高速な通信速度だ。これによって、文字や静止画だけでなく、動画や音楽なども携帯電話で受信できるようになるという。

 今回、PC-Gaz!編集部では試験サービスの3種類の端末のうち、データタイプのP2401を入手し、実力のほどを検証してみた。

 FOMAの通信方式は、回線交換による64Kデータ通信と、パケット通信の2種類。

 回線交換とは、通信相手に回線をつないでから通信を行う方式。通信相手と1対1なので一定の通信速度が保たれる反面、データ送受信しなくても回線接続中はお金がかかる。パケット通信は、iモード同様、データを小さな塊(パケット)に分けてやり取りし、時間帯ではなく、送受信データ量によって課金される。

 FOMA通信速度の下り384kbpsというのは、パケット通信の場合。回線交換通信では、64kbpsとなる。

 しかし、パケット通信の場合は回線交換と異なり、利用人数によって速度が変化する。384bpsというのは「最大」であって、いつもその速度が出るわけではない(これをベストエフォートと言う)。

 さっそく「最大384kbps」の威力を体験しようと、接続。試験サービス中、FOMAのパケット通信に対応しているプロバイダーはmoperaのみだ。

 Windowsの「ダイヤルアップネットワークファイル」の「接続」ボタンを押してからmoperaで通信可能となるまでの間が若干長いように感じる。時間を計ると、同じパソコンにPinを装着して同様にmoperaに接続するまでの時間に比べ、10秒ほど長いようだ。

 ネットサーフィンしてみたが、体感では「PHSの64kbps通信よりは速い」と感じた。数値上は64kbpsの6倍のスピードが出るはずなのだが「6倍の恩恵」は体感できなかった。家や会社で高速な通信環境に慣れている人なら、特別速いと感じないかもしれない。

 通信料金だが、FOMAの場合1パケット(128バイト)あたり0.05円。iモードの6分の1だが、それでもはっきり言って高い。1.25MBのデータをダウンロードすると500円もしてしまう。これでは、画像を使ったホームページを見たり、添付ファイル付きのメールをダウンロードしていると、あっという間に高額になってしまう。

 回線交換の64Kデータ通信の場合は、1分約50円。これも、PHSによる64Kデータ通信の数倍だ。

 試験サービスモニター用のmoperaの説明書には、「データ量が大きいホームページの閲覧やデータのダウンロードを行うと通信量が高額となる恐れがあります」という注意書きがある。「パケット通信では、Eメールは文字のみのメールにとどめることをお勧めします。画像データを表示しない設定やテキスト中心のホームページの閲覧にとどめることをお勧めします」とも記述してあった。

 しかし、「最大384kbps」の魅力は、データ量が多くても短時間でダウンロードできることにあるはずだ。文字だけのメールを送受信するだけなら、そんな速い速度は必要ない。


■記事の全文は、PC-Gaz!ホームページの「特集」欄にてご覧になれます。
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