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芸予地震被害に隠されていた屋根瓦の「違法」

2001年4月19日
 屋根瓦の留め付け方を建築基準法の告示(1971年施行)で定めているのに、そのことが業界関係者に周知されていなかった・・・。

 3月24日の芸予地震で、住宅の屋根の被害が続出した。「構造体はそれほどでもないが屋根が集中的にやられた。棟がつぶれて瓦が落ちた例が多い」「圧倒的に瓦の落下が多かった。比較的新しくても瓦が落ちている住宅がある」と本州・四国の自治体担当者は語っている。4月4日現在の消防庁のデータでは住宅の被害は全壊33棟、半壊174棟で、一部損壊は約2万6500棟に達する。一部破損の大半は屋根・瓦の被害。現地取材の感じでは届けを出していない被災住宅がまだまだある。

 なぜ、これほど集中的に瓦屋根が被害に遭ったのか。地元関係者の多くは「屋根の頂部にある冠瓦などの緊結不足が大きな原因」としながらも「建築基準法も瓦の留め方までは規定していないはずだし、瓦の被害はやむを得ない」という考えているようだった。

 しかし、現地取材から戻って調べたところ・・・。瓦の緊結について、実は、建築基準法に規定があった。同法施行令39条と告示109号がそれで、告示では具体的な留め方まで細かく規定している。緊結していない棟瓦は建築基準法違反なのだ。告示109号が施行されたのは71年。それ以降に建てられた建物で瓦を告示通りに留めつけていない場合は、責任が問われる可能性がある。

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