カシオ、パケット通信機能内蔵のPDA
2000年12月12日
同社はE-707を企業向けパームトップ機の最上位機と位置付け、衛星測位システム(GPS)や地図ソフトなどと組み合わせた営業用端末として販売する。販売目標は発売後1年間で10万台。今後はPalm OS搭載機や通信事業者向けOEM(相手先ブランドによる生産)モデルを開発・発売するなど、企業用/個人用PDAの製品ラインナップを拡充する意向も表明した。
E-707の組み込みOSは、Windows CE 3.0をベースとするMicrosoft Windows Powered Pocket PC。CPUはNEC製のVR4122(150MHz)。メイン・メモリーは32MB。横240×縦320ドットのカラーTFT液晶ディスプレイを搭載する。カード・スロットはコンパクトフラッシュ(Type I/II)が1端子、およびMMC(MultiMediaCard)/SDメモリーカード兼用が1端子。このほか、USB/シリアル/赤外線の各端子を備える。
Windows CE 3.0が標準でサポートする128ビットSSL(Secure Sockets Layer)のほか、カシオ独自のデータ暗号化技術である「MDSR(Multi Dimensional Space Rotation)」を実装しており、暗号化通信が可能。内蔵のパケット通信機能を使用した場合、通信速度は9600ビット/秒。このほかE-707独自の機能として、通信モジュールに着信すると自動的に電源を入れアプリケーションを起動する「Wake on Ring」機能を持つ。
内蔵のリチウム・イオン電池を使用すると、約4〜5時間の充電で約8時間(データ連続送信時は2時間、連続受信時は4時間)の使用が可能。電源オフ時の連続待ち受け時間は約150時間。外形寸法は幅82.6×高さ132×厚さ25.2mm、重さは電池を含み約310g。
またカシオは日本オラクルと業務提携し、日本オラクルのHTML変換ミドルウエア「Portal-to-Go」の対応端末にE-707を追加した。Portal-to-Goは、パソコンのWebブラウザで読むことを想定して作った一般のWebページを、「iモード」など携帯電話機で表示するために変換するミドルウエア。Portal-to-Goを使用すれば、E-707の画面サイズに合わせてWebページのサイズを変更したり、あらかじめ指定したコンテンツだけを抽出して表示できる。(金子 寛人)
■問い合わせ先
・営業推進室 電話03-5334-4638
・カシオ計算機のWebサイト http://www.casio.co.jp/
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