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任天堂、「64」後継機「ゲームキューブ」発表

2000年8月25日
 任天堂は8月24日、新型ゲーム機「ニンテンドー ゲームキューブ」(以下、 GAMECUBE)を発表した。同社が99年5月に松下電器産業と包括提携し、開発を進めていた次世代ゲーム機「Dolphin」の製品版だ(関連記事)。本体の形状は立方体に近く、持ち運ぶための取っ手を備える。本体色の違いで、「ブルー」「レッド」「ブラック」「ゴールド」「シルバー」--の5モデルを用意する。発売は2001年7月。価格は未定。また、あわせて携帯型ゲーム機の新製品「ゲームボーイアドバンス」も発表した。発売は2001年3月21日。価格は9800円。

●8cmディスク/SDカード--松下電器のメディア技術採用

 GAMECUBEのゲーム・ソフトのメディアには、容量が約1.5GBで直径8cmの光ディスクを採用した。これは松下電器が開発するもの。松下はこれに独自開発の著作権保護技術を組み込む。

 ゲームの進行状況や結果を記録するメモリーカードには、専用のフラッシュメモリー・カード「デジカード」を使う。また、切手大のメモリーカードであるSDカードも読み込めるようにし、将来、SDカードを採用する情報機器やデジタル・カメラなどと連携させる可能性を持たせた。具体的には、SDカード用アダプターを用意し、デジカード・スロットに挿入してデータを読み込む。ゲームを操作するコントローラーもボタンの配置や形状を改良し、使い勝手を向上させた。本体にはコントローラー接続用端子を4基備えており、最大4人で同時にゲームができる。本体の外形寸法は幅150×奥行き161×高さ110mm。

 本体の内部仕様は、99年5月の発表時点のものほぼ同じ。CPUは米IBMが開発するPowerPCベースのカスタム・プロセサ「Gekko」。0.18μmプロセスで、銅配線技術を採用する。動作周波数は405MHz。256KBの2次キャッシュを備える。またメイン・メモリーおよびグラフィックスLSIに組み込むメモリーには米MosSysが開発した半導体技術「1T-SRAM」を採用し、処理速度を高めた。

 周辺機器として、無線方式のワイヤレス・コントローラー、V.90対応のモデムなどの通信アダプターも用意する。ゲーム・タイトルについては、現時点で発表可能なものはなく、2001年5月に米国で開催するコンピューター・ゲーム関連の展示会「E3」で発表するという。製品発表会の席上では、マリオやゼルダ、ポケットモンスターなど、任天堂のゲーム機でおなじみのキャラクターの3次元ポリゴン映像を披露した。GAMECUBEの発売時には、5タイトルを揃える計画。

●画面サイズ/処理性能を高めた携帯ゲーム機

 同時に発表した携帯型ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」(以下、GBA)の詳細仕様も明らかにした。CPUには32ビットRISCプロセサを採用。2.9型反射型TFTカラー液晶(240×160ドット)を備えた。処理性能を改良し画面を広くしたほか、新しい操作ボタン「L/Rボタン」を追加することで操作性も高めた。

 また、GBA同士を接続する専用ケーブルも用意する。カートリッジを装着したGBAに、3台のGBAを接続でき、最大4人で同時プレイや対戦などを楽しめる。電源は、単3形アルカリ乾電池2本または専用バッテリー。単3形アルカリ乾電池使用時で約15時間連続動作が可能という。外形寸法は縦82×横144.5×厚さ24.5mm、重さ140g。ゲーム・カートリッジの大きさは、縦34.5×横60×厚さ9.5mm。従来製品の「ゲームボーイ」、「ゲームボーイカラー」のゲーム・カートリッジも装着できる。(鈴木 陽子)

■任天堂のWebサイト http://www.nintendo.co.jp/
■関連記事
・「松下電器と任天堂、DVDを採用した次世代ゲーム機の開発などで提携」


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