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座席を選べるチケット直販サイト--劇団四季

2000年7月22日
 この7月14日、劇団四季はチケット直販の公式サイトを開設した。ネットでのチケット販売に付きものだった会員登録が不要で、劇場内の座席の位置を確認してからチケットを購入できるという優れものだ。これまでも大手チケット販売業者のぴあやエンタテインメントプラスなどが運営するチケットの販売サイトはあったが、いずれのサイトでも顧客はチケット代に加えて会員登録費や取得手数料を支払う必要があった。

 システムの開発・運営を担当する劇団四季組織整備室の小泉雅裕マネージャーに直販サイトの狙いを聞いた。(神近 博三)

問 直販サイトを開設した目的は何か?
 これまでも劇団四季は直販に力を入れてきた。専用劇場のチケット売場や電話予約センターで直販する分は、チケット全体の半分強に達している。今回の直販サイトは、既存の予約システムにインターネットを追加したものだと思ってもらえればいい。

問 それにしても、わざわざ自前で直販サイトを作った理由は何か。チケット販売業者のサイトを利用することもできたはずだが?
 チケットにかかわる情報を、劇団四季自身が自由に提供できる仕組みを作っておきたかった。チケット販売業者が運営するサイトは、コンサートからスポーツまであらゆるイベントを扱わなければならず、汎用化した作りになっている。自分たちのサイトなら、劇団四季の公演という目的に特化した作りにできる。

 その端的な例が、座席の在庫数だ。イベントの運営者は普通、座席の売れ残り数をオープンにしたがらない。その点、劇団四季の直販サイトでは、劇場内の座席ブロックごとに残り座席数を表示し、お客さんがブロックをクリックすると、さらにブロック内のどこに空席が位置するかまで確認できる仕組みになっている。

問 直販サイトの狙いについて、販売業者を"中抜き"して、チケットの流通経費を削減したかったからだという見方もあるが。
 確かに直販すれば、販売業者に手数料を支払わなくて済む。だが、その代わりにチケットの配送や決済業務が発生するし、そう単純なものではない。もちろん、劇団四季はチケット流通に限らず、舞台装置などを含めて厳しいコスト意識を持って運営されているし、今回の直販サイトもその例外ではない。ただし、コスト削減という目的だけを強調されると、ちょっとニュアンスが違ってくるという気がする。

問 会員登録を不要にしているが、会員制度を設けて、チケット購入頻度の高いお客さんを先行予約などで優遇する考えはないのか?
 熱心なファンを優遇するという目的では、すでに「四季の会」という会員組織がある。そちらで会員向けの先行予約や会報を発行するなどのサービスを提供している。

■記事の全文は、http://netbrains.nikkeibp.co.jp/wcs/nbr/leaf?CID=onair/net_b/c_up_ns/107868でご覧いただけます。
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