このページの本文へ
ここから本文です

【ミニ解説】MSのX-Box、仕様でPS2上回るもソフト不足

2000年4月8日

 3月10日、マイクロソフトは家庭向けゲーム専用機「X-Box」(開発コード名)を発表した。米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長兼チーフ・ソフトウエア・アーキテクト(CSA)自らが「Game Developers Conference2000」の基調講演で公開したほか、日欧でも発表会を同時開催した。X-Boxの仕様は「プレイステーション2」(以下PS2)を数倍上回る。パソコン用と変わらない開発環境でX-Box向けゲームを開発できる点がウリだ。

 マイクロソフトが独自でゲーム機開発に乗り出した理由は2つある。一つはゲーム機市場がさらに大きくなりそうなこと。もう一つはX-Boxを出すことでゲーム市場だけでなく、パソコン技術の動向に影響力を持とうというソニー全体に対するけん制の意味合いがある。「対応ソフトが少ない日本では難しいが、ソフトの多い米国ではうまく行く可能性はある」というのがX-Boxに対するゲーム業界、パソコン業界の評価だ。

 ただ、X-Box発表までには複雑な経過があった。当初、X-Boxのパートナーとしてマイクロソフトは「Dream cast」へWindows CEを供給するなど親密な関係だったセガ・エンタープライゼス(以下、セガ)を選んだ。セガとマイクロソフトの間でX-BoxにDreamcast互換機能を付ける構想が浮上した。

 しかし、99年末を境に両社の交渉は不調となり、最終的にマイクロソフトは独自にゲーム機の開発を進める方針を固めた。日本の発表会でセガには「サードパーティーとして、優れたソフトを提供してほしい」(トンプソン副社長)とした。発表されたX-Boxには他のゲーム機との互換機能も一切ない。独自路線を選んだマイクロソフトの判断は正しかったのか、答えは「X-Box」が登場する17カ月後に出る。(佐藤 新)
ここから下は、関連記事一覧などです。画面先頭に戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る