人事院の不正アクセスで大学が調査結果発表--犯人は第三者の可能性
2000年2月14日
人事院が発見した不正アクセスは、「ポート・スキャン」と呼ばれるもの。対象マシンで稼働しているサービスで、不正アクセスができるかどうかを調べる行為で、人事院には2分間に約1万2000回の試みがあった。ポート・スキャン発生の通知を受けた高知工科大学は、送信元のIPアドレスを割り当てているサーバー・マシンなどを調査、結果として大学内でのポート・スキャン行為は見つからなかった。
もっとも高知工科大学の学内調査は、まったくの徒労だった可能性もある。ポート・スキャンは、実は、高知工科大学のネットワークの外からでも容易に実行できる。ポート・スキャンの送信元アドレスは、好きなアドレスを付けられるからだ。プロバイダのダイヤルアップ接続などを使って、第三者が嫌がらせでポート・スキャンを実行した可能性がある。そもそもポート・スキャンは、インターネットで最も頻繁に試される行為。主要なWebサイトでは毎日のように見られる。今回の官公庁の改ざん騒ぎがなければ、わざわざ高知工科大学に調査を依頼することなどなかっただろう。ずさんな官公庁のWebサイト管理によって、高知工科大学は無駄な労力を強いられた可能性がある。
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