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前川製作所とジャパンエナジー、アンモニア冷凍装置の特許公開

1999年10月14日
 前川製作所とジャパンエナジーは、共同で開発した、アンモニア冷媒を使う冷凍システムに関する国内特許を取得、世界中に広く公開する方針を明らかにした。特許の名称は、「アンモニア冷凍装置、該冷凍装置に用いる作動流体組成物及びアンモニア圧縮機の潤滑方法」(特許登録番号は第2977046号)。

 ポイントは、−50℃という低温領域でもアンモニア冷媒に相溶し、蒸発器内で良好な流動性を保つ冷凍機油(合成油)。具体的には、PAG(ポリオキシアルキレングリコール)末端のOH基を処理したポリエーテル化合物である。

 これにより、アンモニア冷凍装置はフロン冷媒と同じ「直膨式蒸発システム」を採用できため、(1)シンプル・コンパクトになる(2)冷媒充填量が従来の1/30〜1/50に激減し、安全性が向上する──メリットがある。これまで、アンモニア冷凍装置では、冷凍機油がアンモニア冷媒に対して溶け合わないことから、油膜が蒸発器の管内壁を覆い効率を落とす恐れがあった。そこで、蒸発器の中に液状のアンモニア冷媒を常に入れておく「満液式蒸発器」や大容量の低圧受液器から液ポンプを利用してアンモニア冷媒を蒸発器に送り込む「液ポンプ式蒸発器」を利用していたが、いずれも装置内に大量のアンモニア冷媒を保有する欠点があった。

 今回の特許は、こうした従来の欠点を解消するもの。両社は今後、欧米はじめ世界中の冷凍・空調装置メーカーに対して特許を公開、依頼があれば技術支援するという。(荻原 博之)
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