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NTTドコモが音楽配信サービスに参入、2000年4月に実験開始

1999年9月30日
 NTTドコモは99年9月30日、64kbpsのPHS端末で受信できる音楽配信サービス「MMDサービス(Mobile Media Distribution Service)」を発表した。2000年4月に配信実験を開始し、将来は商用サービスとして提供する予定。

 MMDサービスでは音楽配信システムとして、(1)米IBMが開発した「EMMS」、(2)松下電器産業、米AT&T、米Universal Music Group、米BMG Entertainmentが共同開発中の「EMDLB」--の2種類を使う。EMMSは、著作権保護技術としてソニーの「OpenMG」を採用したシステムである。NTTドコモは、EMMSとEMDLBの両方の配信システムに対応したコンテンツをサーバーに蓄積し、PHS網を使って配信する。

 ユーザーがMMDサービスを利用してPHS端末で受信した音楽データは、ソニーが99年末に出荷する携帯型音楽プレーヤー「メモリースティックウォークマン」や松下電器産業が2000年4月に発売予定の携帯型音楽プレーヤなどで再生できるようにする。このためにMMDサービスで使うPHS端末は、携帯型音楽プレーヤに内蔵するメモリーを装着可能な仕様を採用する予定だ。

 メモリースティックウォークマンはソニーが開発した「マジックゲート メモリースティック」を内蔵する。一方、松下電器産業の携帯型音楽プレーヤには、松下と東芝、米SanDiskの3社が開発する「SDメモリーカード」が内蔵されることになっている。ユーザーは、マジックゲート メモリースティックまたはSDメモリーカードをPHS端末に装着して音楽データを記録し、データ受信後にメモリーを携帯型音楽プレーヤに差し替えて音楽再生する仕組みだ。

 実験に先駆けてNTTドコモは、大手レコード会社などとともに「MMDサービス検討会」を10月に設立し、MMDサービスへのコンテンツの提供を呼びかける。検討会には、東芝EMI、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナーミュージック・ジャパンなどのレコード会社が参加を予定している。また、NTTドコモは松下通信工業と共同で、MMDサービスを提供する合弁会社を11月に設立する予定。新会社は、サービスに関するマーケティング業務や技術的な課題の検討などを行う。(小川 計介)
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