「次週初めにも異議を申し立てる」---新「e-one」発表でソーテックの大辺社長
1999年9月28日
ソーテックは、東京地裁が21日にアップルコンピュータの仮処分申請を認める決定を下した後、従来モデルe-oneの販売を中止している。このため、「もともと11月に発売する予定だった」(大辺社長)後継モデルを、10月上旬から出荷することにした。今回発表したe-one 500では、従来モデルの「半透明」「青と白」のきょう体をやめ、青みがかった銀色の「ミレニアムブルー」を採用している。
発表会見で大辺社長は、「数千円のものならともかく、10万円以上もする商品を、OSなどの基本的仕様を理解しないまま誤って買うユーザーがいるとは思えない」と、アップルが仮処分申請の根拠としている「誤認」の可能性を否定した。その上で、異議申し立ての準備を行っていることや、特許庁にe-oneの意匠登録を申請したことなどを明らかにした。
同社は、仮処分の対象となった従来モデルを7月中旬に発表した際、企業向けに半透明ではないきょう体のモデルを別に用意して11月に発売する意向を示していた。今回発表したe-one 500は、それを1カ月前倒ししたものという。
e-one 500(写真右)は、従来同様のメイン・メモリー64MBのモデル(12万8000円)と同128MBのモデル(14万3000円)に加えて、「Office 2000 Personal」をプリインストールしたモデル(16万3000円)の3種類。CPU(Celeron)のクロック周波数を従来の433MHzから500MHzに、HDD容量を8.4GBから13GBにそれぞれ引き上げ、Windows 98をSecond Editionに変えた点以外は、従来と同じ仕様。64MBモデルと128MBモデルは9月29日から受注を開始し、10月上旬から出荷。Office 2000搭載モデルは11月1日に受注を開始し、11月上旬から出荷する。(松尾 康徳)●iMac類似をめぐるこれまでの経緯
| 98年8月下旬 | アップルコンピュータが日本でiMac発売 |
| 99年6月下旬 | 米Future Powerが青い半透明の一体型Windowsパソコン「E-Power」を発表 |
| 7月1日 | 米Appleが米Future Powerを提訴 |
| 7月19日 | ソーテックが「e-one」を発表,翌日発売 |
| 8月上旬 | e-oneの米国モデルを,米eMachinesが米国で発売 |
| 8月19日 | 米Appleが米eMachinesを提訴 |
| 8月24日 | アップル日本法人と米Appleがソーテックを提訴 |
| 9月20日 | 東京地裁がe-one販売中止の仮処分決定 |
| 9月21日 | ソーテックがe-oneの販売を中止 |
| 9月28日 | ソーテックがe-oneの新モデル「e-one 500」を発表 |
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