日産自動車、新型セレナに専用プラットフォームを採用
1999年6月21日
日産は現在、コスト削減の観点から車の基本となるプラットフォーム数を削減している。しかし新型セレナは、フラットなフロアを実現するため、乗用車用のプラットフォームを流用するのは難しいと判断、エンジンルーム部分はサニー、ティーノなどに採用したM&Sクラスプラットフォームを採用しながらも、客室、荷物部分は専用設計とした。
同時にリアサスペンションも、形式としてはワゴン車のアベニールなどに採用したのと同じマルチリンク式を採用したが、ショックアブソーバとコイルばねを別置きにするなど、やはり専用設計とした。フロントサスペンションは、ミニバンの「プレサージュ」など向けの部品を改良して採用した。
またセレナのもう一つの特徴は、無段変速機「ハイパーCVT」を4輪駆動を初めて組み合わせたこと。従来の4輪駆動機構は、ビスカスカップリングがプロペラシャフトの前端に配置されていたため、スペースの観点からハイパーCVTと組み合わせるのが難しかった。新しい4輪駆動機構は新開発の「オートコントロール4WD」(6/1Cyber Manufacturing Net 参照)で、リアデフに駆動力分配機構が一体化しているため、ハイパーCVTとの組み合わせが可能になった。
新型セレナは、従来の前席床下にエンジンを配置して後輪を駆動するレイアウトから、フロントにエンジンを置いて前輪を駆動するFF レイアウトに変更、床の高さを下げて、室内を広くしたのが売り物。(鶴原 吉郎)
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