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【COMPUTEX】最新3Dグラフィックス・チップを搭載したボードが集結

1999年6月2日
 COMPUTEX TAIPEI'99の会場では、最新の3次元グラフィックス制御チップを搭載したグラフィックス・アクセラレータ・ボードが多数展示されている。

●RIVA TNT2搭載ボード
 その中でも特に目立つのが、NVIDIA社のコントローラ・チップ「RIVA TNT2シリーズ」を搭載した拡張ボードだ。会場内では少なくとも5社のベンダが、対応製品を展示している。

 これらの製品で注目すべき点は三つある。第一は、搭載チップがRIVA TNT2なのか、それともRIVA TNT2/Ultraなのかという点だ。NVIDIA社によると、RIVA TNT2とRIVA TNT2/Ultraは同じ製造プロセスで製造されており、高い周波数にまで耐えられるものをRIVA TNT2/Ultraとして出荷しているという。



 同社の推奨値では、RIVA TNT2のデフォルト動作周波数が125MHzであるのに対して、RIVA TNT2/Ultraは150MHzである。さらに、制御チップと組みあわせて使うグラフィックス・メモリの周波数も、RIVA TNT2を使う場合のデフォルトが150MHzなのに対して、RIVA TNT2/Ultraでは188MHzである。したがって、RIVA TNT2/Ultraを使っている方が、高い描画性能を実現できるのだ。ASUSTeK Computer社のAGP-V3800/UltraなどがRIVA TNT2/Ultraを搭載している製品である。

 第二に搭載しているグラフィックス・メモリがどれだけ高速な周波数に耐えられるかと言う点である。制御チップに高速なRIVA TNT2/Ultraを使ってもメモリが遅いと、RIVA TNT2よりも描画性能が遅くなることがあるためである。

 第三の注目点は添付しているドライバ・ソフトの出来である。制御チップやメモリの動作周波数をNVIDIA社の推奨値よりも高い周波数で動作させることができるからだ。そのために、小刻みに動作周波数を設定できるようなドライバ・ソフトを添付しているボードが多い。例えば、AOpenのPA3010はメモリのクロック周波数を256MHzまで上げることができる(動作保証はしていない)。

●その他の最新制御チップ搭載ボード
 このほか、米S3社の最新3Dアクセラレータ・チップ「Savage4」を使った製品も展示されている。例えば、Sparkle Trading社が99年5月3日に発表したSP397ALである。32Mバイトのグラフィックス・メモリを搭載する。ディスプレイとのインタフェースには、従来のアナログ・ポートに加えて、液晶ディスプレイとの接続に適したディジタル・ポート(MDR2.0)も標準で備えている。

 また、PCゲーム分野で人気の高い米3dfx Interactive社の最新3Dグラフィックス・チップ「Voodoo 3」を搭載したマザーボードも展示されている。例えば、Lucky Star Technology社の6ABX5、Giga-Byte Technology社のGA-6BXM(写真)などである。しかし、Voodoo 3を搭載した拡張ボードは3dfx社のものしか見当たらないはずだ。同社は、自社でVoodoo 3搭載ボードを製造・販売し、競合するグラフィックス・ボード・メーカへはチップを供給していないからだ。

 ただしマザーボードへVoodoo 3を搭載することは、3dfx社も認めている。このため、3dfx社からVoodoo 3のOEM供給を受けて、マザーボードへ標準で搭載した製品が登場しているのである。(日経バイト編集 三輪 芳久)
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