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日産が新型サニーに新型プラットフォーム採用、今後中核車種へ採用拡大へ

1998年10月21日
 日産自動車は、10月20日に発売した新型「サニー」に、新開発のプラットフォームを採用したことを明らかにした。日産は、乗用車のプラットフォームを今後5種類に集約する計画を打ち出しており、サニーに採用した新開発プラットフォームはその第1弾。「パルサー」など同クラスだけでなく、1クラス上の「ブルーバード」「プリメーラ」もこのプラットフォームに統合するほか、新型RV車などにも採用する予定。

 プラットフォームは、エンジン周りとフロアパネルを含む車体部分に、エンジン・変速機、サスペンションを含めた車両の基本部分。この部分で車両の性能がほぼ決定することから、開発工数の2/3がこの部分に割かれると言われる。

 今回の新開発プラットフォームの最大の特徴は衝突安全性の向上。世界各地で生産、販売する車種に使われるため、前面フルラップ衝突、側面衝突、後面衝突で、いずれも56km/h、前面40%オフセット衝突で64km/hと、各国の法規を超える衝突速度に対応した。側面衝突でも欧州、米国両方の基準に対応した。

 このために、断面積を大きくし、断面形状も6角形のフロントサイドメンバを採用したほか、左右のフロントサイドメンバの先端を連結するフロントクロスメンバ、後方を連結(実際にはフロアトンネルのところで途切れるが)したダッシュクロスメンバを採用した。また、側面衝突に対しては、フロントシート下と、後席足下の2カ所にクロスメンバを設けたほか、センターピラー根元にも補強材を追加した。

 一方、操縦安定性の向上のために、サスペンション取り付け部を補強したほか、静粛性向上のためには、フロアパネルのビードをなくし、共振点を下げた。

 サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リアがマルチリンクビーム式と形式は従来から踏襲しているが、プラットフォームの新設に伴い、部品は新たに設計した。エンジンは、プリメーラ、ブルーバードにすでに搭載した直噴エンジン「QG18DDエンジン」をハイパーCVTと組みあわせて搭載したほか、新開発の排気量1.5Lの「QG15DEエンジン」、同1.3Lの「QG13DEエンジン」を採用した。QG15DEエンジンでは量販グレード向けをリーンバーン仕様とした。(鶴原 吉郎)

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